注意もしちゃいけないのですか?

先日、お客様の管理職の方から
こんな相談を受けました。

 

部下に注意をしたら
そのあと、みんなの所に行って
怒られたと言っているのを見て
ショックでした・・・

 

注意もしちゃいけないのですか?

 

なるほど・・・

 

最近、そういう話をよく聞きます。

 

そもそも、
注意されることに慣れていないので
怒られたと思うのかもしれません。

 

少し前のニュースですが、
運転中にクラクションを鳴らされた
33歳の男性が、腹を立て、

クラクションを鳴らした車を
追いかけて追突し、

この車を運転している女性に
怪我をさせた上、

その事故を目撃して、
警察に通報した男性を車ではねた
という事件がありました。

 

この人を肯定するつもりは
ありませんが、
人は注意をされると、
あまりいい気持にはなりません。

 

だから、私はなるべく
注意をしないようにしています。

 

では、注意をしないで
見て見ぬふりをすればよいのか?
というと、それは違います。

 

本人に気付いてもらう
必要があります。

 

では、本人に気付いてもらうためには
どうしたらよいのでしょうか?

 

それは、フィードバックをする
ということです。

 

「フィードバック」とは、
見たままを相手に伝えることです。

 

フィードバックの元々の意味は
大砲で「的」に当てる技術のことです。

 

大砲はライフルのように
狙って撃つことができません。

 

撃ってみて
「的」と「着弾点」がどれだけ離れているか?
を観測し修正して打ちます。

 

「的」と「着弾点」のギャップ
を伝えるのが「フィードバック」です。

 

だとしたら、
本人に「的」は何だったのか?
確認する必要があります。

 

つまり、本人に
どうしたかったのか?を聞いてみる
と言うことです。

 

すると、本人には
意図していたことがあったはずです。

 

そして、今、
そうなっていない現実があります。

 

そこにギャップがあります。

 

であれば、そのギャップについて
どう思っているのか?
聞いてみればよいのです。

 

すると、相手に
気づきを与えることができます。

 

それを簡単にやる方法があります。

 

点数を聞くのです。

 

今の状態って
10点満点中で何点ですか?

 

すると、本人の満足度が分かります。

 

点数にギャップがあれば、
本人も問題だと思っている
ということです。

 

気付いているので、
それほど言う必要はないと思います。

 

しかし、点数が高かったりすると、
それは本人が問題だと思っていない
ということなので、かなり深刻です。

 

目指している状態が間違っているか?
現状が分かっていないのか?
のどちらか?かどちらもです。

 

やれやれという感じです。

 

だいぶ手前から伝える必要があります。

 

いずれにしても
成果を上げるにはやり続けることです。

 

やり続けるとしたら、
やる気を失わせるようなことをしても
何の得にもなりません。

 

いきなり注意をするのではなく、
本人の認識を確認することから
伝えるとよいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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※2023年1月27日の残席2名です。

 

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流れをつくり出しました。

もはや後戻りが許されない経営環境の中で、
経営企画や人事部門はどのように施策を企画立案し
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改めて、戦略人事の要諦を理解し
今後の企画立案と実践に活かせるセミナーになります。

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