チームビルディングでいかに成果を出すか?

昨日は、
チームビルディング経営塾6期の
最終回でした。

 

最終回は、
チームビルディングでいかに成果を出すか?
というお話です。

 

世の中では、
チームビルディングという言葉が
いろいろな意味で使われています。

 

私がチームビルディングという時に
意味しているのは「SSR理論」です。

 

「SSR理論」とは、
Strength(人材力)
Structure(組織力)
Relation(関係力)

 

この3つを掛け合わせることで
成果が出るという理論です。

 

「人材力」×「組織力」×「関係力」

 

トップダウンではダメで
ボトムアップに変える必要がある
なんて言われることが増えてきました。

 

確かにその通りなんですが、
単にボトムアップにしても
組織は機能しません。

 

それって、
「人材力」だけで組織を機能させよう
としているだけです。

 

組織を機能させようと思ったら、
「組織力」も「関係力」も必要です。

 

では、「組織力」とは何か?
という話です。

 

それは、
「ビジョン」と「ミッション」と「バリュー」です。

 

「ビジョン」というのは、
目指すべき状態を言います。

 

「ミッション」は
その組織の存在意義です。

 

「バリュー」は、
大切にする価値観です。

 

つまり、何をやってもよい訳ではなく、
目指すべき方向と存在目的と価値観を
共有しているから、
ボトムアップにしても組織がまとまるのです。

 

もっとも、理屈では分かるのですが、
イメージができないと思います。

 

そこで、私がTB経営塾の中で、
見てもらっているDVDがあります。

 

HNK プロフェッショナル
仕事の流儀
”信じる力”が人を動かす
リゾート再生請負人 星野佳路の仕事
https://www.nhk.or.jp/professional/2006/0110/index.html

 

星野リゾートの星野社長のお話です。

 

もう20年近く前の番組ですが、
今でも十分通用する内容です。

 

この中で、星野さんは、
社員に宿泊費の価格を決めてもらっています。

 

「値決めは経営」ですから、
社員に決めさせるなんてもってのほかです。

 

しかし、星野社長はこう言っています。

 

話し合いの議論のプロセスが
論理的に、ロジカルに流れていて、
競合も見て、自らの強みも見て
お客様のニーズを把握して
その中で議論が進むのであれば
それは恐らく正しい意思決定だと思う

 

つまり、情報を開示して、
その情報に基づいて話し合いを行い、
論理的に考えたものであれば、
それはおそらく正しいものであるから
社員に決めさせても問題ないと言うことです。

 

さらに、社員に決めさせることで、
そこは、自分が決めたからこそ、
共感が生まれる。

 

正論よりも共感が得られる決断であれば
推進力が生まれる。

 

この決定から実行のプロセスの中に
「人材力」×「組織力」×「関係力」
が含まれています。

 

まず、いったん、
価格を決めるのは「人材力」です。

 

誰かが、仮でも良いので
価格を決めないと議論ができません。

 

だから、価格を決められるだけの
「人材力」が必要です。

 

その後、社員同士の話し合いの中で
価格について話し合います。

 

この時に、価格が適切か?どうか?は、
「ビジョン」と「ミッション」と「バリュー」に
もとづいて判断をします。

 

そして、その話し合いの中で、
お互いに考えていることを共有することで
共感が生まれます。

 

ここが「関係力」です。

 

やりたいことを計画し実行するプロセスに
「人材力」×「組織力」×「関係力」を
組み込むことがチームビルディングです。

 

ここまで、経営塾の中で
ゲームやワークで伝えてきたことを、
会社でやっている映像(ビジョン)を
見てもらうことで、
イメージできるようにしました。

 

皆さんの感想を聞いていると
ちゃんと伝わっていたようなので、
正直、ほっとしています。

 

いつも、最終回に近づくにつれ、
ちゃんと伝わっているかな?という
不安がよぎります。

 

でも、昨日、参加者のみなさんが
ズッシリ受け取ってくれている感じが
伝わってきました。

 

自分ができていること、
できないことに向き合って、
チービルディングをあきらめないで
人とチームを育てて行こうとする
経営者の皆さんに敬意しかありません。

 

今のところ、
チービルディング経営塾の再受講は
無料にしています。

 

いつでも、戻ってきて、
学び直しができる環境を整えることが
伝えた者の責任だと思っています。

 

そのために、私にできることは、
チームビルディング経営塾を続けることです。

 

お陰様で、
次期(7期)も定員に達したので
開講できます。

 

私自身もコツコツ積み重ねて
いきたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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