なぜ、組織にバリューが必要なのか?

いつもブログに
自立的な組織を作るためには
ビジョン・ミッション・バリュー
が必要だと書いています。

 

ビジョンとミッションが必要なのは
わかりやすいと思います。

 

「ビジョン」は、
どうなっていたらいいのか?
というゴールのイメージです。

 

目指すべき状態が明確でないと
チームが同じ方向を向かないので
「ビジョン」は必要です。

 

また、「ミッション」は、
そのチームが存在する理由です。

 

存在理由がなければ
存在しえないので、
「ミッション」も必要です。

 

では、
「バリュー」はどうでしょうか?

 

「バリュー」というのは、
本来は「シェアードバリュー」で
共有された価値観のことです。

 

「ビジョン」や「ミッション」
の実現を目指す時に、
何をしても良いわけではない
と思います。

 

そのプロセスも大事です。

 

大事とはいっても、
プロセスを細かく管理すると
モティベーションが下がります。

 

人はやり方で他人からあれこれ
言われたくないからです。

 

ある程度、やり方を任せることが
必要になります。

 

その任せる時の境界線が
「バリュー」です。

 

この境界線の中にいる限り
自由にいられます。

 

しかし、
この境界線の外に出るのは
NGです。

 

例えば、ロボット人事研究所の
「バリュー」は、
「人の可能性を信じる」です。

 

私の会社は一人ですが、
もし、人を採用する場合でも、
人の可能性を信じられない人は
採用しません。

 

ここで大事なことは、
私が採用しないと言っているのではなく
ロボット人事研究所として採用しない
と言っているのです。

 

つまり、
私とロボット人事研究所を分けて
考えるのがポイントです。

 

法人とはよく言ったもので、
私と法人は別人格です。

 

社長と会社を切り離しておくと
社長にとって
社員との関係が楽になります。

 

例えば、
社員が会社の悪口を言ったとします。

 

もし、
会社と社長を切り離していれば、
会社の悪口であって、
社長(自分)の悪口ではありません。

 

自分の悪口ではなく、
会社の悪口(批判)として聞ければ、
意外と冷静に聞くことができるし、
わりと、その通りだな!と
受け入れることもできます。

 

真面目な社長さんほど、
会社の悪口を聞くと
自分が悪いのではないか?
と思いがちです。

 

もちろん、
自分の問題だと捉えることは
大事ですが、
社長さんだけの問題ではない
と思います。

 

そもそも、
問題社員と言われる人は、
自分が問題だとは思っていません。

 

自分に問題がないと思う問題社員と
自分にも問題あると思う社長さんが
言い争いになった場合に、
問題社員につけ入るスキを与えて
しまいます。

 

そうなると、
問題社員はそのスキをついてきます。

 

スキをつかれると、
相手の主張に押し切られやすく
なります。

 

しかし、そこに
「バリュー」があったらどうでしょうか?

 

社長個人ではなく、
会社の「バリュー」として主張できれば
問題社員相手でも、
相手の主張に押し切られなくなります。

 

うちの会社はこういうことを
大事にしているから
うちの会社で働く時は、
こういうことを大事にして下さい
と伝えるだけです。

 

「バリュー」というのは、
ビジネスモデルによって決まる
ところがあって
戦略や戦術の一部です。

 

「バリュー」を守ってもらわないと
ビジネスモデルが成立しなくなります。

 

そこに、個人に選択はないのですが、
別に個人の価値観を否定するものではなく、
仕事をする時には、
会社の「バリュー」を共有して
働いてもらう必要があります。

 

これが、もし、
会社の「バリュー」が明確でないと
「バリュー」を社員任せになるので、
問題が起こりやすくなるのです。

 

個人の価値観が多様化する中で
今まで以上に、
会社の「バリュー」を明確にすることは
大切になってきていると思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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