乗客106人が死亡し、
493人が重軽傷を負った
尼崎JR脱線事故から18年が
経ちました。
昨日、ネットに
事故報告書から事故直前を
振り返った記事がアップされていました。
「次ミスしたら辞めさせられる」
運転士の焦り、
歯車が狂い始めた事故25分前
尼崎JR脱線、報告書で振り返る
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202304/0016279174.shtml
運転手も亡くなっており
時系列からしか読み取ることが
できませんが、
どうやら運転ミスをしたことに
気を取られ
ブレーキ操作が遅れたために
カーブを曲がり切れずに
脱線したものと考えられるそうです。
その背景には、
オーバーランや到着遅れなどの
ミスをした運転士らに課される
日勤教育があったそうです。
それ以前にも、
この運転手は運転ミスをし、
日勤教育を受けた際に
レポート作成や
罵声を浴びらせる日が
13日間も続いたそうです。
この日も
到着遅れやオーバーランをしていて
日勤教育を受けることが
頭をよぎったのだと思います。
だからと言って、
許されることではありませんが、
追い詰められた故の操作ミスだと思います。
ミスをした時に反省することは
必要だと思います。
しかし、
反省を過度に求めるが故に
追い込まれて、
持っている力を出し切れない
ということもあるのだと思います。
委縮すればするほど
ミスをして
さらに反省を求められ、
委縮してまたミスをする・・・
こういう悪循環が止まらなくことは
避けなければなりません。
反省は必要だとして
反省の仕方が大事なのだと思います。
一般的に反省は、
なぜ、こんなことが起ったのか?
その理由を自覚させ、
二度と起こさないことを
約束させることだと思います。
私、いつも思うのですが、
ミスをしてその原因が分かったとしても
それを改善できるのだろうか?
と・・・
結局、できないものはできなくて、
できない理由を明らかにしても
それで、できるようにはならない
と思うのです。
それよりも、むしろ、
どうなっていたらよいのか?が
明らかになった方が
そこに近づけるのだと思うのです。
だから、反省するのであれば、
できなかった原因よりも
どうなっていたら良かったのか?を
明らかにすることが大事です。
それでは反省したことにならない
と言われるかもしれませんが、
しょんぼりしていれば、
反省したことになるのでしょうか?
もし、それを求めるのであれば、
反省したフリが上手になるだけです。
相手の顔をみて反省するので、
相手を満足させることが目的になります。
それは外的コントロールです。
コントロールがなくなれば、
同じことを繰り返します。
コントロールするためには、
常に威圧しなければならなくなります。
それはやるほうも
望んでいないと思います。
だとしたら、
ミスをした時に、
二度と同じことを繰り返したくない
という本人の気持ちを
大事にすることだと思います。
そのためには、まず、
本人の話を聴くことが大事だと
思います。
結局、人はやりたいことしか
しないのですから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
1ON1が上手くいくポイントをお伝えします!
私のチームビルディングの仲間が、
セミナーを行います!
部下のモティベーションがアップして
問題解決のために
自発的に行動するようになる
1ON1面談9ステップテンプレート
実践セミナー
何を部下に質問すれば
課題を解決できた場面をイメージできるようになるのか?
面談をどのような順番で進めれば、
部下が自主的に行動するようになるのか?
テンプレートを使って、お伝えします。
詳しくはコチラをご覧ください!
コメントを残す