先日、お客様から、
こんな相談を受けました。
いつも、話をしても、
のらりくらりかわすような社員に
どのように話したらよいですか？
もう少し、話を聞いてみました。
面談をしている時は、
すごくいい話をするようなんですが、
肝心の自分の話になると、
周りのせいにして、
話しをそらすのだそうです。
だから、
前向きな話をしているのに
いつの間にか、
愚痴になっているみたいな・・・
どうしたら、
自分事にしてもらえるでしょうか？
ということでした。
シンプルな答えは・・・
で、あなたはどうしたいのですか？
と質問することです。
自分事にするには、
自分を主語にして話してもらうことです。
そう言っても、
他人がどうとか、周りがどうとか
言うと思います。
基本的に、
のらりくらりかわす社員さんって
自分に向き合いたくないのです。
人間、自分のイヤなところを
見たくないので、
誰だって、大なり小なり、
見て見ぬフリをすることがある
と思います。
ただ、これが、
成長意欲が高かったり、
自己肯定感が高ければ、
自分と向き合うことができます。
しかし、
自信がなかったり
自己肯定感が低いと
向き合うことができなかったりします。
では、
のらりくらりかわす社員さんに
どうやって、
自分と向き合ってもらえばよい
のでしょうか？
それは「タックマンモデル」です。
「タックマンモデル」とは、
チームが成長する段階を
４段階で説明したものです。
チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という順番で、Uの字を描きます。
これは、チームでなくて
個人でも同じです。
自分と向き合おうとすると
不安になって、
②嵐に向かいます。
ここで、
のらりくらり社員は
②嵐の前で立ち止まります。
このままだと
自分と向き合おうとしません。
ここで大事なのは、
②嵐の向こうに
成果のイメージ（「ビジョン」）を
描くことです。
それは、本人にとって、
手に入れたいものである
必要があります。
人はやりたいことしかやりません。
逆にいうと
やりたいことができるのであれば、
前に進む力が生まれます。
しかし、それでも
②嵐に向かって、谷をくぐるには
恐怖を感じます。
それは、
真の自分に向き合う恐怖です。
自分は大した人間ではない
のではないか？
自分にはできないのではないか？
失敗したら、
バカにされるじゃないだろうか？
できない自分を受け入れるのが
怖いのです。
こんな時には、
谷の底を下から支えるものが
必要になります。
それは・・・
その人の「強み」です。
「強み」があるからこそ、
成長して欲しいと思っているし、
期待するからこそ、
チャレンジして欲しい（谷をくぐって欲しい）
と思っているのだと思います。
「強み」がないなんてことは
ないと思います。
だとしたら、
どんな「強み」があるから、
あなたに期待しているのか？
いわゆる「ミッション」です。
「ミッション」を伝えることで
谷の底を支えることができます。
そして、最後に大事なのは、
私が何かお手伝いすることはありますか？
と聞いてみることです。
私はあなたを応援しているということを
ちゃんと伝えることです。
このように、得たいものが明確で、
支えてくれる人がいれば、
真の自分に向かう勇気もわいてきます。
のらりくらりして、
自分に向き合わないのは、
それなりの理由があります。
その理由を取り除きながら、
一緒に前に進むことが大事です。
こんな風に話をするには、
面談をする前に、
「ビジョン」と「ミッション」を
言語化しておく必要があります。
面談って、準備が大事です。
そんな話をこちらでも
お話していると思います。
1on1コーチングスクール無料説明会
https://1on1cs.jp/sem/
興味のある方は、参加してみて下さい！
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
1on1コーチングスクール無料説明会のお知らせ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※私が所属するコンサルティングファームが
1on1コーチングスクールを開催します！
●1ON1面談を導入したけれど効果が見られない
●1ON1面談で何を話したよいのかわからない
●1ON1面談ができる管理職を育てたい
とお考えの
経営者・管理職・人事総務担当者の方へ
管理職に必要なマネジメントのノウハウと
部下のモティベーションがアップする
1ON1面談のやり方が身に付く
1on1コーチングスクール無料説明会
https://1on1cs.jp/sem/
私が毎日ブログに書いているノウハウを
活用して1ON1面談ができるように
プログラムされています。
まずは、無料説明会に参加してみて下さい！
1on1コーチングスクール無料説明会
https://1on1cs.jp/sem/
コメントを残す