手伝ってもらえる人と手伝ってもらえない人

お客様の店長会議に参加した時に
手伝ってもらえる店長と
手伝ってもらえない店長の話になりました。

 

ある店長は、忙しくしていると、
パートさんが寄ってきて
店長の仕事を手伝ってくれる
そうなんです。

 

本人に、どうして、
パートさんが手伝ってくれるのか?
訊ねてみたのですが、
本人は分かっていませんでした。

 

その店長の
担当のエリアマネージャーさんによると
その店長さんは、
いつも、パートさんの仕事を手伝っている
とのことでした。

 

パートさんにしてみたら、
いつも、店長が手伝ってくれるので、
店長さんが忙しそうにしていたら、
パートさんも、自然と、
店長を手伝おう!と思うのではないか?
ということでした。

 

「返報性の法則」です。

 

「返報性の法則」とは・・・

 

相手から何かを受け取ったときに
「こちらも同じようにお返しをしないと申し訳ない」
という気持ちになる心理効果のことです。

 

これも、また、
コチラがこれだけやっているのだから、
お前も返せよ!というように
返報を強制したら、上手くいきません。

 

返ってくることを求めていないからこそ、
結果的に、相手に、
返さなきゃ!という気持ちになるのです。

 

下心なく手伝っているからこそ、
手伝ってもらえるのです。

 

その話を聞いた
もう一人の店長さんが、
私も下心なく手伝っているのに、
パートさんが手伝ってくれない
という話になりました。

 

どうしてなんだろう?

 

すると、エリアマネージャーさんが
こんなことを言っていました。

 

○○店長も同じように
パートさんの仕事を手伝っていて、
パートさんから手伝いましょうか?
と声がかかるのですが、
気を遣って断ってしまうことが
多いのではないか?

 

「いいよ!いいよ!私がやっとくから・・・」

 

せっかく、
パートさんが手伝うと言っているのに
気を遣いすぎて、断ってしまう・・・

 

もう一方の手伝ってもらえる店長さんは、
パートさんから手伝いましょうか?
と声をかけられた時に、口にする言葉は・・・

 

「ありがとう!」

 

責任感が強いのは「強み」なんですが、
責任感が強すぎると、
何でも自分でやらなきゃ!と思って、
相手の好意を受け取れないこともあります。

 

部下は常に上司の役に立ちたい!
と思っています。

 

それは、人間、
認められたいという欲求があるからです。

 

しかし、上司が完璧すぎると、
部下が手伝うスペースが生まれません。

 

上司として
完璧を目指す気持ちも分かりますが、
スペースを作らないと、部下が活躍できません。

 

なんか、自分一人でやっているな!
と思うことが多いのであれば、
それはスペースがないのかもしませんね!

 

これも、程度の問題もあるのですが、
普段から役割を果たしていれば、
周りにお願いしたら、手伝ってくれるものです。

 

手伝って欲しいなら、
「手伝ってください!」と口にすることも
大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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