組織開発のコンサルティングをしていると
部下の意識が低すぎるという相談を受けます。
同じミスを繰り返す
ゴミがあっても拾わない
手が空いていても何もしない
上司として、部下を見ていて、
もう少し意識を高く仕事して欲しい
と思うことがあるのだと思います。
意識が高ければ、
何も言わなくてもできるのではないか?
と思うことも多いのだと思います。
では、どうしたら、
意識が高くなるでしょうか?
そもそも、意識が高いというのは
どういうことでしょうか?
それは…
こうなっているべきだという
理想の状態をイメージできている
ということです。
理想の状態をイメージできていれば、
現状がそうなっていなければ、
そのギャップに気付いて、
そのギャップを埋めようとします。
そのギャップを埋める行動を見て
意識が高いなぁ~
と思うのだと思います。
そう考えると、
そもそも、理想を知らなければ、
ギャップが明確になりません。
ギャップが明確になっていないから、
埋めようという行動をしないので、
意識が低いと言われるのです。
だから、意識を高めるには、
理想の状態を知っている必要があります。
では、理想の状態って
どんな状態でしょうか?
そもそも、この理想の状態が
共有できていないと
それぞれの理想の状態はバラバラで、
キャップもバラバラになるので、
行動もバラバラになります。
つまり、この理想の状態が
共有できていないと
人によって、意識に差があるのは、
仕方がないのではないか?
と思うのです。
だから、
意識を高める上で大切なのは、
理想の状態を共有することです。
で、理想の状態を共有する時に
大事なことは、
自分たちで決めるということです。
どうなっていたらよいのか?を
自分たちで決めるということです。
自分で決めれば自分事
他人が決めれば他人事
自分達が決めれば、
自分事になるので真剣に考えます。
ただ、本当に自由に、
自分達で決めていいのか?と言われると
それは、困ると思います。
生産性や効率の問題もあると思います。
だから、決めてもらう時には、
ある程度の基準を示す必要があります。
その基準をクリアしている限りは
任せればよいし、
その基準をクリアしていなければ、
クリアするようにサポートをすればよいのです。
このようにして、
部下にかかわることで、
部下の意識が高まっていきます。
理想の状態も基準を示さないのに
意識が低いというのは、
上司のイメージと合っていない
というだけの話しです。
意識が低いというのであれば、
まずは、理想の状態を示して、
任せる基準を明確にする必要です。
結局、上司が自分の基準で、
高い低いを言っているうちは、
言われた部下もどうしてよいか?
分からず、困っていると思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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