チームビルディング経営塾が終わると
卒業した方にインタビューをしています。
今週、そのインタビューを終えました。
何が一番参考になったのか?
と聞いてみたところ、
人の話をちゃんと聞けるようになった
とのことでした。
今まで話を聞いていると思ったけれど
話を聞きながら、
相手に自分が思っていることを
どうやって伝えようか?考えていて、
結局、相手の話は半分も聞いてなかった
ことに気付いたそうです。
社長さんや幹部の方が、
このことに気付くだけで、
だいぶ、会社は変わると思います。
話を聞くというのはそんなに難しいこと
ではないように思われるかもしれませんが、
実際、コーチングをやってみると、
人の話を聞いていないことがわかります。
チームビルディング経営塾では
コーチングを教えていますが、
教えるといっても、
その枠が3時間しかないので、
そんなに本格的には教えていません。
やってもらっていることは、
コーチングの台本を読んでもらっているだけです。
そんな簡単なことで、コーチングが学べるの?
と思われるかもしれませんが、
ほとんどの受講生の方が、
そんな簡単なことができません。
なぜか?というと・・・
書いてある通りに質問しても
問題解決にならないだろうと思って、
自分なりにアレンジをしたり、
アドバスをしたりしてしまいます。
そうなった瞬間に、
コーチングのやり取りは、
相手のためではなく自分のためになります。
つまり、相手の話を聞くというより、
相手に自分の話を聞いてもらう形になります。
こうなると、相手の話は聞けていません。
では、どうしたら、聞けるようになるのか?
それは、コーチングの台本どおりに
やり続けることです。
やってみると分かるのですが、
台本どおりでも
コーチングが成立します。
つまり、相手は、自分でゴールを設定し、
現状のギャップを明確にして、
何をしたらよいのか?自分で考えて、
自分で決めます。
自分なりにアレンジをしたり、
アドバスをしない方が上手くいくのです。
さらに、アレンジしたり、
アドバイスする必要がない分、
相手の話を聞くことに集中できます。
さらに、すごいのは、
相手は聞いてもらっていると感じるので、
いろいろ話してくれます。
すると、相手の考えていることが
よく分かります。
こんなことまで考えていたんだ!とか
こんな風に考えているだ!とか
今まで分からなかったことが
分かるようになります。
これって、いつも、ブログに書いている
ルービックキューブ理論です。
ルービックキューブは6面ありますが、
人間がどう頑張っても3面しか見えません。
物事には、見えない面があるのです。
それは、人間同士も同じで、
ただ、話しているだけでは見えないのです。
しかし、コーチングができるようになると、
相手の考えていることが引き出せることで、
新たな一面(三面)が見えてきて、
相手が本当に言いたかったことが分かります。
こういうコミュニケーションができると
何が起こるのか?というと、
相手が話しやすくなります。
なぜか?というと、
自分のことを分かってくれるという
安心感があるからです。
一面だけ見て、決めつけられたり、
評価されることがないので、
安心して話せるようになります。
このようになってくると、
だいぶ、組織は良くなってきます。
大事なことは、
見えない面が存在する!ということです。
これを忘れて欲しくなくて、
チームビルディング経営塾の卒業生には
毎回、ルービックキューブを送っています。
単に、気晴らしに楽しんでもらおうと思って
送っているのではないのです。
(分かっていると思いますけど・・・(笑))
私自身も、常に、ルービックキューブを
見える場所に置いて、
お客様の話を聞くようにしています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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