脅かすのもマネジメント?

昨日、お客様の所にいくのに
電車に乗っている時に
お母さんと男の子が乗ってきました。

 

男の子は電車が好きみたいで、
運転席の後ろから行き先を見ていました。

 

どうやら、目的の駅に着いたようで
お母さんは電車を降りようとしますが、
男の子はこのまま電車に乗っていたかったようです。

 

お母さんが電車を降りようとすると
大声で、イヤだ!イヤだ!が始まりました。

 

こうなるとお母さんは大変です。

 

周りに迷惑になるからでしょうか?

 

お母さんはこう言いました。

 

「悪い子は置いて行くよ!」

 

絶対、置いて行くはずがないので
脅しです。

 

脅された子供は大人しなくなりますが、
今度は、不安になります。

 

男の子は泣き出してしまいました。

 

結局、お母さんは、怒りながら、
泣き叫ぶ男の子を抱きかかえて
電車を降りてきました。

 

私は男の子を育てたことがないので、
何も言えないのですが、
男の子のお母さんが
厳しい言葉遣いで怒っているのを
何度も聞いたことがあります。

 

やんちゃで言うことを聞かなければ、
どうしても、大きな声を出したり、
厳しい言葉遣いになると思うのですが、
それって、意味があるのかな?って思います。

 

脅かして、子どもをコントロールすることが
問題解決になるのだろうか?って・・・

 

それは、職場も同じで、
実際、脅して相手をコントロール
しようとする上司もいます。

 

怒鳴る、怒る、無視をする、
話を聴かない、小馬鹿にする、
情報を伝えない・・・

 

相手を不安にさせて
自分の思い通りにコントロール
しようとします。

 

人は怒られたり、無視されたり、
笑われたくはたくはありません。

 

そうならないようにするためには、
どうしたら良いでしょうか?

 

それは、相手の要求に応えることです。

 

相手の要求に応えていれば、
大事にされるので、
怒られたり、無視されたり、
笑われたりすることはありません。

 

そうやって相手をコントロールできます。

 

そういう意味で
脅かすのもマネジメントです。

 

しかし、ずっと、
相手の要求に応えることはできません。

 

なぜなら、
自分にも欲求があるからです。

 

相手の欲求に応えてばかりいたら、
自分が満たされないので、
だんだん「やらされ感」が出てきます。

 

最初は、
「脅し」が「やらされ感」に勝つので、
コントロールできますが、
そのうち、「やらされ感」が「脅し」を
上回るようになると、
コントロールできなくなります。

 

すると、「脅し」をより強めないと
いけなくなります。

 

しかし、「脅し」にも限界があります。

 

だから、「脅し」によるマネジメントは
どこかで行き詰ります。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

それは、本人のやりたいことと
会社が求めることの重なる点を見つける
ということです。

 

いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかやりません。

 

逆に言うと、やりたいことはやります。

 

だから、どうすれば、
本人のやりたいことを推進力に
会社が求める方向に行動するようになるのか?
私が組織のコンサルティングをする時は
常にこれを考えています。

 

そのために大事なことは、
本人のやりたいことや
本人にとってメリットになることを聞く
ということです。

 

どうなっていたらいいんですか?

 

それが分かれば、
あとは会社が望んでいることと
どう結びつけるか?
を考えればよいのです。

 

これはこれで悩ましいのですが、
それを考えることが
マネジメントだと思うのです。

 

だとすると、
マネジメントの第一歩は、
相手の話を聞くことなのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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