管理職なのに管理ができない

日本テレビの水卜麻美アナウンサーが
管理職に昇進するそうです。

 

肩書は「チーフスペシャリスト」

 

日本テレビの人事制度は、
公開されていないので、分かりませんが、
関係者によると
スペシャリスト職の管理職等級は4区分あり、
「チーフスペシャリスト」は上から3番目
なのだそうです。

 

それにしても、
スペシャリストなのに管理職?

 

個人的には違和感があります。

 

スペシャリストは、専門職のことで、
専門的な技能を発揮する人で、
管理はされても、
管理する必要はないと思います。

 

管理職というからには、
何かを管理するはずなんですが、
専門職なのに何を管理するのでしょうか?

 

日本テレビではどうなっているのか?
分かりませんが、
管理の能力があるかどうか?は別にして、
長く勤務したから管理職!みたいな感じで、
管理職にしている会社が多いように思います。

 

何が言いたいのか?というと、
管理の知識や技術を学ぶことなく、
管理職になってしまうということです。

 

その結果、管理職なのに管理ができない
ということが起きているように思います。

 

会社に長く勤めていれば、
管理ができるようになるという話では
ありません。

 

管理職になるのであれば、
管理のやり方を学んで、
実践することで、
管理ができるようになる必要があります。

 

しかし、管理のやり方を
教えられる人がいないのではないか?
と思うのです。

 

管理職研修というものはありますが、
管理職研修を受けて、
管理職ができるようになった!
という話を聞いたことがありません。

 

なぜなら、
管理職の役割は同じではないからです。

 

大企業の管理職と
中小企業の管理職は違うし、
総務部の管理職と
営業部の管理職は違うし、
製造業の管理職と
サービス業の管理職も違います。

 

管理職は、誰一人して、
同じものを求められている人はいません。

 

それぞれ組織は違っていて、
その組織をどのように機能させるか?
だからです。

 

組織を機能させるのに、
大事なことは、2つあります。

 

1つ目は、
組織作りの原理原則を学ぶことです。

 

それぞれ組織は違っていても
原理原則は同じです。

 

ただ、原理原則は抽象的なので、
実践してできるようになる必要があります。

 

前回の自転車の話です。

 

自転車はやがて乗れるようになる

 

2つ目は、
組織の目的と目標を明確にする
ということです。

 

組織が機能しているか?どうか?は、
目的と目標が達成できたか?で
判断されます。

 

そもそも、組織の目的と目標を
理解していないと、
管理職は務まりません。

 

結局、最初から
管理職ができる人なんていません。

 

目的と目標を達成するために、
組織作りの原理原則を実践することで
管理職になれるのです。

 

私が思うのは、
組織作りを原理原則を教えずに
目的と目標の達成だけをさせるから、
上手くいかないのだと思っています。

 

それは、武器も持たずに
戦場に送り出すようなものです。

 

そんな中で、
サバイバルできる人が生き残り、
そういう人が出世していくから、
パワハラが起こるのです。

 

だって、それしか
戦い方を知らないのですから・・・

 

それは、パワハラする人の問題ではなく
組織の構造上の問題です。

 

戦略的に組織を作り変えることで、
構造的な問題を解決しないと
人だけ変えても、同じ問題が起こります。

 

もし、組織で同じような問題が
繰り返し起こっているのであれば、
それは人の問題ではなく、
構造的な問題なんだと思います。

 

水卜ちゃんの話から
大きく外れてしましたが、
組織作りに悩んでいるのであれば、
一度、原理原則を学んだ方がよいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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