なぜ、マネジメントが上手くいかないのか?

昨日は、
チームビルディング経営塾9期の
2回目でした。

 

テーマは「マネジメント」

 

チームで1つのことをしようとしても
人と人が違うので、
それぞれが思い思いに動いたら、
バラバラの行動を取ります。

 

そもそも、チームはバラバラです。

 

それは、もはや宿命です。

 

チームで1つのことをしようとすると
マネジメントが必要になります。

 

マネジメントとして、
最初にしなければならないのは、
「目的」と「目標」を共有する
ということです。

 

昨日は、講義の中で、
簡単なゲームをやりました。

 

通常なら15分でやるゲームを
あえて10分でやりました。

 

明らかに時間が足りない設定です。

 

すると何が起こるのか?というと・・・

 

時間がないので、ルールも読まずに、
すぐにゲームを解こうとします。

 

ルールには
「目的」と「目標」が書かれています。

 

「目的」と「目標」を読まずに行動すると、
「目的」と「目標」から外れたことをやります。

 

結果、目指すべきゴールから遠ざかります。

 

これでは、成果は上がりません。

 

では、「目的」と「目標」が共有できていたら
ゴールにたどり着けるのか?というと
それも違います。

 

なぜなら、「目的」と「目標」が共有しても
ゴールに向かうやり方は人それぞれだからです。

 

例えば、ご来光を拝むために
富士山に登ろうとしても、
ルートは4つあるし、
1合目から登るのか?5合目から登るのか?
1泊2日なのか?2泊3日なのか?
登り方は、さまざまです。

 

何が言いたいのか?というと、
「目的」と「目標」が共有しても
結局、バラバラだということです。

 

では、どうしたら、
バラバラなのが1つになるのでしょうか?

 

それは、ビジョンを共有するということです。

 

いつもブログに書いていますが、
ビジョンというのは、単なる「映像」です。

 

富士山をどのように登っているのか?
という同じ「映像」を
最初から最後まで描ければ、
それぞれのやり方が同じになります。

 

だから、チームで動くためには、
「目的」と「目標」だけでなく、
「ビジョン」も共有する必要があります。

 

マネジメントをする上で、
ビジョンはなくてはならないものです。

 

しかし、厄介なことに
この「ビジョン」という言葉が
なにか特別な意味を持ってしまって、
近づきがたいものというイメージを
持たれているのではないか?
と思うのです。

 

たしかに、「会社のビジョン」と言った時に
会社が将来こんな風になったらいいな!
という「映像」ですから、遠いものです。

 

しかし、1時間後のビジョン、
2時間後のビジョンと言った時に、
それは、身近なものです。

 

1時間後のビジョン、
2時間後のビジョンを描いて、
普通に仕事していると思います。

 

お昼休みに、何、食べようかな?と思って、
ラーメンが思い浮かんでいれば、
それもビジョンです。

 

大事なことは、
ビジョンが描けるから実現できるのです。
(私は醬油ラーメンが好きです)

 

でも、不思議なことに、多くの会社で、
「会社のビジョン」が達成していません。

 

それは、言葉になっているのに、
イメージできないからです。

 

マネジメントが上手くいかない原因は
ビジョンという言葉を正しく理解して、
メンバーがイメージできるように
伝えていないからだと思います。

 

「わかる」と「できる」のは違うので、
ここにも壁がありますが、
そもそも、知らなければ、
やろうともしないので、
マネジメントの原理原則を
まずは、知ることから始める必要が
あるのです。

 

しかし、こういうマネジメントの原理原則を
教えてくれるところがないんです。

 

マネジメントの原理原則も教えないのに
ビジョンだ!ミッションだ!バリューだ!
パーパスだ!クレドだ!なんて、
やろうとするから、
ますます混乱するのだと思います。

 

また、元も子もないことを言ってしまいました。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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