言われたことしかしないのは当然です

社長さんからよく相談されることが、
どうして、社員は
言われたことしかしないんですか?
ということです。

 

こんな風に相談された時に
私はこんな質問をします。

 

では、本当に、
言われたこと以外のことを
してもいいんですか?

 

そう聞かれると
ほとんどの社長さんはこうおっしゃいます。

 

それは、変なことされたら困ります・・・

 

そりゃ、そうだと思います。

 

そこで、続けて聞いてみます。

 

変なことってどんなことですか?

 

すると、
そんなこと、急に言われても困ります
とおっしゃいます。

 

ということは、
普段から、社員さんに
こんな話をしていないと言うことです。

 

社員さんにしてみると、
何をして良くて何をしたら悪いのかがわからない
ということです。

 

だとしたら、
言われたこと以外はしないと思います。

 

なぜなら、言われていないことをやっても
責任が取れないからです。

 

ほとんど場合、やらなかったことの
責任を取らされることはありません。

 

だから、言われたことしかやらない方を
選びます。

 

それが、良い悪いは別にして、
言われたことしかしない理由です。

 

では、どうしたら、
言われたこと以外のことをするのでしょうか?

 

この話をする時は、
私はタクシーの運転手さんの話をします。

 

例えば、
東京駅から羽田空港に行くとします。

 

タクシーに乗って、
運転手さんに
「羽田空港まで行って下さい」と言えば、
羽田空港まで行ってくれます。

 

しかし、もし、
1時間後に飛行機に乗りたいと言ったら、
どんなに順調でも30分以上はかかるから、
電車で行ったほうがいい
と言われると思います。

 

つまり、
どうなっていたらよいか?が分かれば、
それに合った対応をします。

 

言われたことしかしないというのは、
どうなっていたらよいか?が
分からないからです。

 

どうなっていたらよいか?

 

「1時間後には飛行機に乗っていたい」

 

これが「ビジョン」です。

 

私のブログでは何度書いていますが、
「ビジョン」は、何かスゴイことではなく、
単なる「映像」です。

 

映像が伝わっていたら、
足りないものがあれば言ってくれます。

 

社員さんが言われたこと以外のことも
できるというのは、そういうことです。

 

しかし、実際は、
仕事の指示を出す時に
指示はしても、ビジョンを伝えていません。

 

「羽田空港まで行きたい」
としか伝えていないのです。

 

言われたこと以外やって欲しいのであれば、
「ビジョン」と共に指示をする必要があります。

 

人って、ゴールだけ伝えても、
自分が思ったようには動いてくれない
ものなのです。

 

人と人は違うので、
ビジョンを共有しない限り、
言われたことしかしないのは当然なんです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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