体操の日本代表選手の
宮田笙子選手が
喫煙、飲酒でオリンピックへの出場を
辞退することになりました。
そして、サッカー日本代表の
佐野海舟選手は
女性への性的暴行の疑いで逮捕され、
せっかく決まった海外チームへの移籍も
白紙に戻りました。
2人とも人生を大きく変える
チャンスを目の前に
自らチャンスを潰しました。
それも本人の選択の結果ですから
仕方がないと思います。
一般的には、
スポーツを通じて人格を磨いていたはずなのに
いったい、何を学んでいたんだ!
という話なんだと思います。
たしかに、
スポーツマンシップという言葉があるように
スポーツをする者は、ルールを守って
正々堂々戦うものだとされています。
しかし、実際は、
そうはならないということが
ときどき起こります。
元も子もないことを言うと
スポーツをやっていようがやっていまいが、
ルールを守れる人と守れない人がいる
ということなんです。
スポーツマンだからといって、
スポーツマンシップがあるとは
限らないのです。
組織のコンサルティングをしていて、
こういう思い込みが
トラブルになることが結構あります。
大学時代、
スポーツをやってきたんだから、
チームをまとめられて当然!
大手企業で部長をやってきたのだから、
これくらいの問題解決できて当然!
もう3年目なんだから、
これくらい仕事ができて当然!
○○できて当然!
という前提で物事を進めると
上手く行かないことが多いです。
宮田選手にしろ、佐野選手にしろ、
ルールを逸脱した出来事が
すでに起こっていたと思います。
しかし、それを
代表選手になるぐらいなんだから
これくらいわかっているだろう・・・
大事な将来に向けて
こんなバカなことはしないだろう・・・
同じような事件が起こっているのだから
さすがに同じようなことはしないだろう・・・
という思い込みがあって
しっかり注意できなかったのだと思います。
少し問題になる出来事が起こった時点で、
違和感を感じるはずなんです。
この人がこんなことをするはずがない・・・
こんなことが起こるはずがない・・・
この「はずがない」という違和感を
大事にすることです。
その違和感をそのままにしないで
その正体を突き止めて、
思い込みを外して
伝えることが大事なんだと思います。
ただ、周りができることにも
限度があって、
結局は、自分の選択の問題です。
その選択の責任は、
自分がとることになるのです。
本当にもったないことだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
SSR理論で学ぶ
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