目標達成を目的にしない

ネットを見ていたら、
400mハードル日本記録保持者で、
スポーツコメンテーター為末大さんの
Xへの投稿が記事になっていました。

 

「パリ五輪に出場された皆様へ」として、
2021年8月の東京五輪中に書いた
noteの記事を再び投稿していました。

 

そのnoteでは
「オリンピックに出たりメダルを取っても
幸せになるとは限りません」
「オリンピックが終わっても人生は続きます」
というメッセージをメダリストに送っていました。

 

オリンピックに出場することを目指したり
メダルを取ることを目指している
アスリートは、
高い目標を掲げ、全てを犠牲にして、
目標達成のために全力を尽くします。

 

その目標を達成すると、
その成功体験が自己を支配します。

 

目標達成することが、全てになります。

 

そうなると、競技の引退した後も
競技癖が抜けずに
周りの人との人間関係が
上手くいかなくなる・・・

 

そんな話が書かれていました。

 

会社にも
オリンピックを目指すアスリートほど
ではないですが、
目標達成に価値を感じている人
がいます。

 

こういう人は、
目標達成だけで頑張れます。

 

しかし、本来は、
「目標」には必ず「目的」があります。

 

「目的」と「目標」は常にセットです。

 

いつもブログに書いていますが、
「目的」と「目標」について
書いてみたいと思います。

 

「5kg痩せる!」

 

これは「目的」ですか?
それとも「目標」ですか?

 

「目標」です。

 

では、「5kg痩せる!」の「目的」は
何ですか?

 

モテるため?

 

健康のため?

 

着たい服を着るため?

 

人によって答えが違うと思います。

 

何が言いたいのか?というと、
「目標」が同じでも
「目的」が同じとは限らない
ということです。

 

せっかく、5kg痩せても、
モテないと意味がないし、
病気で痩せても意味がないし、
ウエスト周りを減らさないと、
着たい服が着れないかもしれません。

 

「目的」を意識していないと
「目標」が達成しても意味がありません。

 

だから、
「目的」と「目標」はセットで
目指す必要があります。

 

しかし、
目標達成に価値を感じている人は
「目標」を達成することが
「目的」になります。

 

一人だけだったり、
同じ価値観を持っている人だけなら
「目標」を達成することを
「目的」にすることもできます。

 

しかし、会社にはいろいろな人がいます。

 

仕事以外を「目的」にしている人もいます。

 

そうなった時に
目標達成を「目的」にしても
全員が目標達成に向かわないので、
組織として機能しません。

 

では、どうしたらよいのか?というと
目標達成以外の「目的」を
見つけることです。

 

為末さんが
「オリンピックが終わっても人生は続きます」
と言っているのはそういうことです。

 

オリンピック以外の「目的」を持て!
と言っているのです。

 

目標達成が「目的」になると
答えは1つですが、
それぞれが「目的」があるとすると
答えは1つでなくなります。

 

目標達成以外の「目的」を持てば、
それぞれの「目的」に共感できるし、
相手を尊重もできます。

 

そうすることで
相手の背景も見えるようになり、
人間関係が上手くいくようになります。

 

だから、大事なことは、
目標達成以外の「目的」を持つ
ということです。

 

といいながら、
私は仕事が好きで、
仕事が上手くいくことが
「目的」になってしまったりしています。

 

幸い、今日、明日は予定がありません。

 

ブログを書くという
「目標」が達成できたので、
「目的」について考えてみたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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