先日、管理職の方と
面談した時にこんな相談がありました。
部下に何度教えてもできないんです。
この相談をいただくことが多いです。
この相談を聞く度に、
皆さん、部下育成で困っているんだな!
と思います。
それは、育成について学んでいない
からだと思います。
私もこの仕事をする前は
育成について
学んだことがありませませんでした。
また、育成を学んだ上司から
育成されてこともありませんでした。
とにかく自分でやってみて
失敗しながら覚えるということを
繰り返してきました。
だから、そもそも、
教える必要なんかあるのか?
と思っていました。
しかし、今の時代、
自分でできるようになるのを
待っている時間もないですし、
タイパを気にする若者も
すぐにできるようになりたがります。
だから、今は、
積極的に教える必要があります。
人に教える時に
知っておいて欲しいことは、
人ができるようになるには、
壁を越える必要があるということです。
それは、いつもブログに書いている
人ができるようになる5つのステップです。
それぞれのステップの間には、
壁があります。
その壁をクリアしないと、
次のステップに行くことができません。
部下ができないという時に
部下がどの壁で止まっているのか?
を理解することが重要です。
なぜなら、
どこの壁で止まっているのか?によって
教え方が違うからです。
そう考えた時に
部下に何度教えてもできない
というのは、
どの壁で止まっているのでしょうか?
【知識の壁】なら、
知識として身に付いていないので
もう一度、教える必要があります。
【体験の壁】なら、
教えたことを行動に移していないので
行動に移すように促す必要があります。
【気づきの壁】なら、
やってみてコツをつかめていないので、
そのコツをつかめるように
何度もやってみる必要があります。
【能力の壁】なら、
やり方のコツは分かったのに、
できないので、
できるまで繰り返す必要があります。
【ホメオスタシスの壁】なら、
できるようになったのに、
気がついたら、やっていないということなので、
無意識にやれるようになるまで
やり続ける必要があります。
※ホメオスタシスというのは、
元に戻ろうとする生理反応のことです。
このように止まっている壁によって、
教え方が異なります。
また、できないと言っても
段階があるので、
どの段階のできないなのか?を
ちゃんと見ないと、
部下の成長を見逃します。
私の経験上、
何度言ってもできないという時に
【気づきの壁】や【能力の壁】で
止まっていることが多いです。
だとした、
そこで教えることをやめてしまうのは
もったいないと思うのです。
何度教えてもできないと思った時こそ
部下がどの段階にいるのか?
確認をする必要があります。
それは、教えている側の違和感なので、
部下が段階を上がっている可能性が
あるからです。
いずれにしても、
人を育てようとしたら、
部下を見ないことには始まらないのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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