なぜ、リーダーは聴けないといけないのか?

先日、お客様の会議中に
社長と幹部で
ちょっとした言い合いになりました。

第三者として
お互いの主張を聞いていると、
どうも同じことを言っているように
思いました。

どうして、同じことを言っているのに
言い争っているのでしょうか?

しばらく様子を見ていて、
分かりました。

それは・・・

お互いに相手の話を聴いていないのです。

自分の話したい話をして、
相手の話を聴いていないから
相手が自分と同じ話をしているのに
気付かない・・・

まったく、やれやれな感じです。

私の方で、
それぞれの主張をまとめて、
お互いに何が違うのか?
聞いてみたら、
なんか、同じこと話してますね!
とのことでした。

笑い話のような話ですが、
いかに人の話を聴いていないのか?
と言うことだと思います。

いつもブログに書いていますが、
「きく」には3つの「きく」があります。

1つ目は「聞く」です。

文字通り、耳で聞くです。

音楽を聞くように、
聞き流している感じです。

2つ目は「訊く」です。

文字通り、口で聞くです。

口で聞くというのは、
相手の話を聞きながら
自分は何を言おうか?考えている
と言うことです。

自分が何を言おうか?
考えているので、
相手の話を聞いていません。

今回、ご紹介した冒頭の事例は、
まさに、口で聞くということです。

自分の言いたいことだけ言って、
相手の話なんか聞こうとしていません。

これでは話がまとまることはありません。

3つ目は「聴く」です。

文字通り、心で聴くです。

相手の言いたいことを
心の中でイメージしながら
聴いている感じです。

だから、相手の背景も分かるし、
相手の意図も分かってきます。

そうすると相手と自分の
共通していることが見えてきます。

そうなることで対話が生まれます。

よく対話が必要だ!
みたいな話が ありますが、
そもそも、心で聴けないと、
対話はできません。

対話ができるようになるには、
まず、相手の話を聴くことが
できるようになる必要があります。

具体的にどうしたらよいのか?
というと・・・

相手が話そうとしていることについて
質問をしようとすればよいのです。

相手が話そうとしていることに
質問しようとしたら、
相手の話をちゃんと聴かないと
質問できません。

ちゃんと聴くとは
相手が何を言おうとしているのか?
理解しようとするということです。

人は話を聴いてくれる人を信頼する
とよく言われているのは、
聴くことで、相手に、
あなたは聴く価値のある人ですよ!
ということが伝わるからです。

逆に、話を聴かないというのは、
意図しているかどうかは別にして
あなたは聴く価値のない人だ!
というのが伝わってしまうのです。

だから、
リーダーが聴くことができないと
この人について行こうなんて
思わないのです。

ついていく人がいないと
リーダーにはなれません。

だから、リーダーは、
聴けないといけないのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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