仕事ができる人に集中して、
それ以外の人が暇している
ということがよくあります。
仕事を任せればよいのに
自分でやったほうが早いので、
他の人に任せようとしません。
どの会社でもあることで、
組織の永遠のテーマと言っても
よいと思います。
これはもう病気のようで、
なかなか治りません。
原因は主に3つあります。
1つ目の原因は、
任せる側の性格の問題です。
部下に気を遣う人は、
負担をかけたくないと思って
任せずに自分でやってしまうことがあります。
これは、部下に任せずにいることが、
部下のためにならないことを
理解してもらう必要があります。
そもそも、仕事を任せるのは、
自分が楽をするためではありません。
仕事を任せることで、
任される方がやり甲斐を感じて
仕事を積極的にやるようになります。
部下の立場になって考えれば、
仕事を任された方が、
楽しく仕事ができるようになることが
わかると思います。
つまり、任せるというのは、
部下のためでもあるということを
理解してもらう必要があります。
2つ目の原因は、
任せる側のスキルの問題です。
仕事を任せるために、
その仕事のやり方を
部下に教えないといけません。
また、段階的に教えるのであれば、
計画的に進める必要があります。
そういった教えるスキルがないと
そもそも、任せることができません。
しかし、教え方を教わっていません。
任せる側の上司が、
仕事の任せ方を教える必要があります。
ただ、
その上司も教えられないと思うので、
会社として、
教えるスキルを体系的に
学べる場を作る必要があります。
3つ目の原因は、
仕事の難易度が上がっている問題です。
技術革新やAIの進化によって
だれでもできる
簡単な仕事がなくなってきています。
また、仕事のスピードも上がっています。
簡単な仕事がなくなって
簡単に任せることができなくなっています。
だから、任せるにしても、
徐々に難易度を上げることができなくて
いきなり難しい仕事を任せないと
いけなくなっています。
そうなると、
知識や技術を身に付けるまでは、
仕事を任せられない
ということが起こります。
知識や技術を身に付けて
練習できる場を作る必要があります。
このように考えると
任せられない理由はたくさんあります。
だから、任せられないのだと思います。
任せらるか?任せられないか?
でいうと、任せられないのです。
上司の時間ができないと、
次の仕事ができず、
上司自身が成長できないし、
上司が次の仕事をしないと、
その仕事を部下ができないので、
部下も成長できません。
上司も部下も同じ仕事を
やり続けることになります。
人が成長しないと
組織の成長が止まります。
これは、組織の死活問題です。
結局、任せるしかないのです。
では、どうしたらよいのか?
会社として、上司に対して、
部下に仕事を任せることが上司の仕事だと
明確に伝えることが必要です。
そして、部下に任せられる環境を
会社として作ることが必要です。
私はそれが戦略人事だと思っています。
戦略的に人事を考え実行すること
部下に仕事を任せることを
上司に任せてしまっているのが、
そもそもの問題なのです。
会社全体で取り組まない限り、
自分でやった方が早い病は
治らないと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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