先日、トヨタのYouTubeチャンネル
「トヨタイムズ」で、
2022年からトヨタグループで相次いだ
認証問題についての改善活動の様子が
動画になっていました。
【相次いだ認証問題】
今、トヨタグループが取り組んでいることとは?
トヨタ自動車、ダイハツ工業、日野自動車、
豊田自動織機の4社が、グループの垣根を
越えて問題に向き合う現場の様子を
見ることができました。
これだけの規模の会社ですから、
不正があったからとって、
逃げることも誤魔化すこともできません。
問題に向き合って
解決する以外、道はありません。
批判するのは簡単ですが、
それを改善して乗り越えるのは
本当に大変だったと思います。
その様子を興味深く拝見しました。
動画は全部で50分程度あるのですが、
私が一番印象に残ったのは、
32:31からのダイハツ工業の
シートの物と情報の流れ図を作った方
の報告のコメントです。
32:31からの動画
ダイハツ工業の担当の方が、
全体の流れ図を作ってみた感想として
こんなことを言っていました。
仕事の流れをスルーで
初めて全部見て
これを知っている人はおそらく
ダイハツに一人もいないかたんじゃないか?これを知らなたかったとしたら
離れた工程同士のコミュニケーションもなかったこういう活動を始める前までは
仕事は綺麗に流れていると思っていた
私がコンサルティングの現場に入って
問題解決のために、
みなさんのお話を聞いていて思うのは、
まさにこのことです。
仕事の流れとしては
つながっているはずなのに、
そのつながり全体を把握して
仕事をしていないということです。
当然、全ての仕事を把握なんかできません。
それが良い悪いと言っているのではなく
全体の流れを知らないで
仕事をしていることに気付いていないのが
問題だと思うのです。
何が言いたいのか?というと、
知らないまま仕事をしているということです。
知らないまま仕事をしていると、
何が起こるのか?というと・・・
何も起こらないのです。
例えがよいのか?分かりませんが、
知らない人とは喧嘩になりません。
通りすがりの人から暴力を振るわれる
なんてこともないわけではなりませんが、
ほとんどは、顔見知り同士の喧嘩です。
知っている人同士だから衝突するのです。
知らない人同士であれば、
そもそも会話すらありません。
これを仕事の流れに置き換えると、
自分の仕事が
誰の仕事に影響するのか?が
分かっていないのです。
だから、問題が発覚しても、
自分のところで解決したら、それっきり
報告も連絡も相談もしない・・・
というか、
誰に報連相したらよいのか?
も分からない・・・
問題は、起こっている場所で
起こっているのではなく、
それよりも前の所で起こっていて、
後になって現象として現れるのです。
だとしたら、問題解決するのは、
その元のところを解決する必要があります。
しかし、そのためには、
部門横断的に解決をしないと
いけないのですが、
全体が見えていないので
解決できないのです。
では、どうしたら解決できるのか?
それは、全体を見ることであり、
上から見ることです。
つまり、全社的に問題解決しないと
解決できない問題なのです。
そういう意味では、
社長なり、部門の長が
問題解決しよう!と決意しないと
現場レベルでは解決できないのです。
私のようなコンサルタントが入って
OKRを展開して、同時並行的に、
複数部署の問題解決をするのも
1つの解決方法だと思います。
今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。
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