今年一年間振り返って
一番相談が多かったのは
サクセッションプランについてです。
サクセッションプランというのは、
経営や事業において、
将来の経営者や幹部候補となる人材を
育成する計画のことです。
つまり、今の経営陣が退陣しても
やっていけるだけの人材を
どうやって育てるか?と言うことです。
そもそも、創業者は育てる必要がありません。
会社を興して、七転八倒しながら、
経営を学んでいきます。
必死にやってきた結果、
今があるという感じだと思います。
それに対して、
次世代経営陣を育てるとなると、
現状、会社が回ってしまっているだけに
経営を学べません。
先日もブログに、
リーダーはやってみないと育たない
と書きましたが、
次世代経営陣も同じです。
次世代なんて言っているうちは、
経営者にはなれません。
ただ、目の前に、
日常業務もあるわけで
急に経営に専念できるわけでも
ありません。
では、どうやって、
次世代経営陣を育て行くのか?
それは、意思決定の権限を
少しずつ渡していくしかないと思っています。
具体的にどうするのか?
それは、
経営会議に出てきてもらうこと
だと思っています。
会社の意思決定は、
呼び方はいろいろあると思いますが、
経営会議で行われています。
経営陣は意思決定をする時に
どんな情報を参考にしながら、
何を優先しているのか?を
一緒に考えてもらうようにしています。
そうすると、
今まで、自分の仕事だけでは
見えていなかったことが見えてきます。
それは、財務のことだったり・・・
人事のことだったり・・・
開発のことだったり・・・
物流のことだったり・・・
経営者になるには、
全ての面を見て、
適切に判断する必要があります。
まずは、
そういうことを知ってもらうことから
始める必要があります。
ただ、現実は?というと、
目の前の業務を理由に、
会議に参加しようとしません。
私がかかわっている
50人以下の企業では、
次世代経営者と言っても
まだまだ、現場仕事をしています。
まずは、その仕事を部下に任せて、
自分が会議に出てくるところから
始める必要があります。
いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。
本人がなんとか時間を作って
会議に出よう!と思わない限り、
会議には出てきません。
私としては、
次世代経営者が
この会議に出た方がいいな!
と思えるような会議をすることしか
できることはありません。
次世代経営者を育てるなんていうと
すごいことをやっていると思われるかも
しれませんが、
経営会議で話すべき内容を
時間内に結論を出して、
次回までの行動計画を決めて、
次回の会議で進捗確認をする
という当たり前のことを
組織としてできるようにするだけです。
たぶん、今までの会議は、
社長の一声で決まっていたと思うのです。
だったら、会議に出る意味がない
と思っているのも分かる気がします。
それを、組織として
意思決定をするという会議に
変えない限りは、出てこないと思うのです。
次世代育成というと
次世代の問題だと思っているかも
しれませんが、
今のやり方を変えない限り、
次世代が経営に携わろう!なんて
思わないと思うのです。
みんながちょっとずつでも変わろう!
としない限り、
組織は変わらないと思います。
組織のメンバーに働きかけて
そんな気持ちになってもらうのも
私の仕事だと思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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