悪意はない!学習がないだけ!

先日、社長さんと話をしている時に
こんな相談を受けました。

どうして、社員は何回も同じミスを
繰り返すのでしょうか?

なるほど・・・

初めてのミスなら許せますが、
何回も同じミスをされると頭に来ます。

それが繰り返されると、
わざとミスをしているのではないか?
と思えています。

そして、さらに、ミスが続くと、
相手に悪意があるのではないか?
とさえ思えてきます。

こうなってくると、
この問題を解決することは
難しくなります。

そもそも、
本当に悪意があるとしたら
ミスをしようとして
ミスしているわけですから、
ミスはなくなりません。

それは嫌がらせですから、
やめてもらうしかありません。

しかし、嫌がらせとしては、
目的は達成されているので、
やり続けると思います。

ただ、このようなケースは、
稀なのではないか?と思います。

ここまで関係性が崩れていたら、
コンサルティングではどうにもなりません。

悪意でやっているなら、
私に出来ることはありません。

弁護士さんにお願いした方が
よいと思います。

では、実際に、
悪意はあるのでしょうか?

そこは、
本人に聞かないと分かりませんが、
悪意はないと信じないと
始まらないように思います。

ミスした本人だって、
ミスをしたくてしたわけではなくて
気付いたらミスをしているのです。

人は出来なかったことが、
いきなり出来るようにはなりません。

10回に1、2回出来ていたものが、
3、4回、5、6回と増えていくのです。

0回がいきなり10回にならないのです。

そうは言っても、
出来ないレベルが低すぎるというなら、
それこそ、求めているレベルが高すぎるのです。

もう○年目なんだからとか、
もう○歳なんだからとか、
という言葉を聞くことがありますが、
時間が経っても、
出来ていないなら、出来ないのです。

私も、時間が経てば
人は経験を通じて出来るようになる
と思います。

しかし、そうなっていないとしたら、
経験から学習するということを
してきていないのだと思います。

では、どうしたらよいのか?というと・・・

今からでも経験から学習する
ということを始めればよいのです。

人が学習するサイクルを
「経験学習サイクル」と言います。

「経験する」
 ↓
「振り返る」
 ↓
「概念化する」
 ↓
「応用する」
 ↓
「経験する」
 ↓
「振り返る」
 ↓

という具合にサイクルを回していくことで
人は学習し出来るようになります。

出来る人にとっては、
当たり前の話だと思います。

「コツをつかむ」というやつです。

仕事が出来るようにならないのは
このサイクルを回していないからです。

仕事ができない社員さんも、
おそらく、ゲームとか、スポーツでは、
このサイクルを回しているはずです。

だから、仕事を
このサイクルに当てはめればよいのです。

できないことに悪意はありません。

できないのは学習がないだけです。

だから、上司としてできることは、
この「経験学習サイクル」を根気よく
回すしかないのです。

そうはいっても、
根気がいることだと思います。

そうなった時に、
自分自身も人を育てる
「学習経験サイクル」の中にいると思うと、
やるべきことが見えてくると思います。

出来ないという時は
「振り返り」と「概念化」が足りず、
「応用」につながっていないのだと思います。

今、自分はこの経験から、
何を学んでいるのか?を考えることが
大事だと思っています。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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