私は以前ブログで
三代目経営者だったことを書きました。
祖父が会長で
母が社長で、父が専務で、私が常務でした。
その会社は10年間で
1度だけ黒字でそれ以外は
赤字の会社でした。
この会社を将来自分がやって行くのに
このままではいけないと思い、
単月でもいいから黒字化を目指しました。
ほとんど何もやっていない会社だったので
経費の見直しや価格の見直しで
だいぶ数字が改善しました。
黒字化という分かりやすい成果に
従業員の皆さんも私をリーダーとして
認めてくれました。
そのおかげで、チームとして
まとまってきました。
私はその当時28歳で
謙虚さが足りなかったと思いますが
祖父は私の振る舞いが
おもしろくなかったのだと思います。
私に対してこう言いました。
「お前はこの会社を乗っ取るつもりか?」
乗っ取るも何も継ぐつもりで
前の会社を辞めて、入社しているので、
それくらいの気持ちでやっていました。
だからこそ、祖父から言われた言葉に
感情的になって、
「それでは辞めさせてもらいます」
と言ってしまいました。
祖父からは、勘当を言い渡されて、
その当時、住んでいた社宅から、
出なければなりませんでした。
その引っ越しの前日、
社員さんがその社宅に来て
こう言いました。
「私たちを見捨てるんですか?」
この時、初めて、
自分がこの会社を辞めることが
自分を信じてついてきた社員さん達を
見捨てることになることに気付きました。
なんて、身勝手で、
なんて、浅はかなんだろうと
自分の未熟さを思い知りました。
しかし、退職を撤回することも
祖父に頭を下げることもできませんでした。
とにかく、社員さんにはかえってもらい、
妻と娘と夜逃げのように家を出ました。
私が会社を辞めることで、
父も母も辞めざるを得なくなり
会社の運営を担っている3人が
会社を去りました。
その後、会社は立ちいかなくなり、
会社を売却したそうですが、
騙され、売却したお金を手にできなかった
と聞きました。
また、売却先の会社も運営ができずに、
2年後にその会社はなくなりました。
自分で組織を作って、
成果を出したのに自分で壊してしまいました。
どうしたら、良かったんだろう?
その反省が、今のチームビルディングに
つながっています。
師匠の石見さんに出会って、
10年間、チームビルディングを学んで、
ほぼほぼ論理的なところは、
習得できたと思います。
石見さんはこう言います。
チームビルディングをやっていると
その組織において必要なことが起こる。だから、起こったことに、
右往左往することなく、
とにかくゴールを目指せばいい結果、組織はそこから学習できれば、
より強い組織になれる。大事なことは、
組織としてそこから学ぶこと。
私が祖父の会社を辞めた時に、
チームビルディングを知っている人がいれば、
組織として学習して、
より強い組織になったかもしれません。
しかし、そんな人はいませんでした。
今、お客様の会社には、
私がいます。
私がいる限りは、どんなことが起きても
それが必要だったこととして
組織として組織が学習して、
強い組織にするというのが、
私のミッションです。
チームビルディングをやっていると
私にとっても必要なことが
起こっているように思います。
踏ん張りどころです。
頑張ります。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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