どうして、社員は『やる』と『やらない』しかないのか?

先日、お客様の社長さんと
お話をしていたところ、こんな相談を受けました。

どうして、社員は、
『やる』と『やらない』しかないのですか?

その背景を聞いてみたところ
こんな話でした。

営業部の社員が、
先日、社長のお客様のところに
社長に確認もなく
勝手に見積書を提出しよう
としていたので、
怒ったのだそうです。

そうしたところ、
別の日、社長と一緒に訪問して
成約したお客様へ
見積書を提出していなくて、
お客様から催促のメールが来た
というのです。

なるほど・・・

勝手に出してはいけないところに
見積書を出して、
さっさと出してよいところに
見積書を出さない・・・

『出す』 『出さない』の判断を
どうして、社員はできないのでしょうか?

それは、
社長の判断基準がわからないからです。

社長は、勝手にやったと言いますが、
社員は、これはやったほうがいい!
と思ってやったのです。

そうでなければ、
言われていないことをやりません。

せっかく、考えてやったのに、
怒られるなんて、
こんな理不尽なことはありません。

自分がよいと思ったことが、
社長を怒らせてしまったのですから、
どうしてよいのか?わかりません。

そして、今後は、
気を遣ってやらないでいると
それはそれで怒られるわけです。

こうなったら、もう考えようとしません。

なぜなら、考えても無駄だからです。

いつもブログに書いていますが、
人と人は違うのです。

自分の思い通りにならなくて当然です。

自分と同じように考えられるように
なって欲しいと思うなら、
判断基準を伝える必要があります。

しかし、その判断基準は、
やりながらでないと伝わりません。

やりながらでないと伝わらないのに
やっている最中に怒ってしまったら、
そこで、ゲームオーバーです。

この先を続けることができなくなります。

だから、怒らずに、根気よく、
判断基準を伝え続けるしかないのです。

これくらいわかって欲しい!
これくらいわかるだろう!
というのは期待の裏返しなので、
怒りたくなる気持ちはわかります。

わかりますが、怒ってしまうと
その期待している気持ちも伝わりません。

社員に成長してもらうには、
まずは怒らないようにすることが
最初のステップなのです。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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