前回のブログで、経営者の方と
社員さんにいい人生を送ってもらうには
どうしたらよいのか?
という話をしたということを書きました。
いい人生か?どうか?は
本人が決めることであって、
周りがとやかく言うことではありません。
だから、経営者が
社員にいい人生を送って欲しい
と思うのはよいですが、
いい人生にしてあげたいとか
いい人生にしなければならない
というのは違います。
結局、経営者にできることは、
そう思ってもらえるような機会を作る
だけなんだと思います。
私のお客様で、20年間、
お付き合いしている会社があります。
先日、15年前に入社した新入社員が
取締役になりました。
責任も増えましたが、報酬も増えました。
ずっと彼らを見ていたので、
いい時も悪い時も知っていて、
危ない時もありましたが、
辞めることなく、ここまで来ました。
彼らにどうしてここまで
頑張れたのか?聞いてみました。
すると、彼らは、
「社長に必死についてきただけです」
と答えていました。
そうなんだと思います。
この人について行けば、
自分の人生が良くなると思えたから
ついてきたのです。
いかに良くなるのか?を
説明されたり、説得されたわけではなく、
社長と一緒にいることでそう感じたのです。
これも、以前ブログに書きましたが、
リーダーというのは、
引っ張っていく人ではなくて、
ついて行こうとする人(フォロワー)が現れて、
結果的に、引っ張ているように
見えるだけです。
リーダーは先頭に立っていますが、
それは、フォロワーがいるから、
そう見えているだけです。
リーダーは自分のやりたいことを
実現しようとしただけです。
その結果として、
周りの人もやりたいことが実現した
のです。
だから、リーダーは、
周りの人のやりたいことを叶えよう
と思っていないし、
周りの人も自分のやりたいことを
リーダーが実現してくれると
思ってもいないのです。
たしかに、リーダーがいるお陰で
自分のやりたいことが実現するというのは
あると思います。
しかし、
リーダーが実現してくれるわけではありません。
だから、リーダーが、
フォロワーに感謝をさせたり、
見返りを求めるのはおかしな話です。
(求めたくなる気持ちはわかりますが・・・)
それどころか、
フォロワーに感謝をさせたり、
見返りを求めると上手くいかなくなります。
なぜなら、それは、
人をコントロールをしているからです。
人はコントロールを嫌います。
コントロールをしようとする人から
離れようとします。
リーダーはフォロワーが必要なのに、
離れていったら、フォロワーではなくなります。
この人についていきたいと
思われるためには、
コントロールをするのではなく、
一緒にいたらいいことがあると
思われるようにすることが必要です。
そう考えた時に、
自分についてきてくれる人が
何を実現しようとしているのか?
を知っておくと、
それが実現できそうな機会を
与えることができます。
だから、フォロワーのことを理解する
必要があるし、
フォロワーは自分のことを理解してくれる
リーダーについて行こうと思うのです。
ここが難しくて、
相手をコントロールするために
相手のことを知るのではなく、
上手く行っているのか確認するために
相手のことを知る必要があるのです。
そういうスタンスでいるリーダーに
人はついて行こうと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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