先日、お客様の管理職の方と
面談をしている時にこんな相談を受けました。
部下が部門の目標について、
いちいち口出しをしてきて、
説明を求めてくるのですが、
どうしたらよいですか?
なるほど・・・
それは、大変だと思いました。
考えられることは2つあると
思っています。
1つ目は、
部下に目的目標が伝わっていない
ということです。
部門目標を決める前提には、
会社目標があります。
会社目標を達成させるために、
部門目標を立てます。
部門の事情もありますが、
会社目標を達成しない限り、
会社が目指している目的を果たせません。
会社が目的を果たせないと
自分達がどうなるのか?が分からなければ
会社目標を達成しようと思いません。
そういう意味で、
部下に目的目標が伝わるように
話をする必要があります。
これが、1つ目です。
もう1つは、
いくら説明しても分からない
ことがあると言うことです。
いつもブログに書いていますが、
5階建てビル理論というものがあります。
会社には5層、階層があります。
5階 社長
4階 部長
3階 課長
2階 係長
1階 社員
上に行けば行くほど、
情報量が多くなるのと、
責任が重たくなります。
また、上の階の人は
下の階のことを理解できますが、
下の階の人は
上の階の人のことを理解できません。
社員は係長になって、
はじめて係長のことが理解できて、
係長は課長になって
はじめて課長のことが理解できて、
課長は部長になって
はじめて部長のことが理解できて、
部長は社長になって
はじめて社長のことが理解できます。
こればかりは、その立場にならないと
分からないのです。
だから、1つ目のところで書いたように
ある程度、目的目標を説明をしても、
分からなければ、
それは仕方がないことです。
コミュニケーションも大事だし、
分かってもらおうとすることも大事ですが、
どんなに説明しても
分からないことは分からないのです。
分からない人には分からない・・・
それが5階建てビル理論です。
だから、ある程度、説明したのに、
分からないというのであれば、
とにかくやって下さい!と言えばよいのです。
それでも、納得がいかないというなら、
「組織はそういうものなのです」と
言うしかないと思っています。
やらないと分からないことは、
やってもらうしかないと思っています。
全部が分かってからやるなんてことは、
現実の世界ではないのですから・・・
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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