頭の中で考えたことでは人は動かない

前回のブログで
鈴木農林水産大臣の訓示を
紹介しました。

リーダーとして大事な要素が
つまっていたと思います。

『チームが一つになるということ』

この中でご紹介した訓示の中で
前回のブログとは別にもう一つ
印象に残る話があったので
紹介したいと思います。

それは鈴木大臣が農林水産省の
最終面接を受けた時の話です。

志望動機を伝えたところ、
面接官にこう言われたそうです。

なるほどね!
あなたは頭では考えてきたんだね!

当時大学生だった鈴木大臣には
この言葉は刺さったとのことでした。

どんなに正しい政策であっても、
現場の人の心が動かなければ、
その政策が実現することはないのです。

生産、流通に携わる人や消費者の
心や気持ちを良く踏まえて、
政策を決めなければなりません。

この話はすごくよくわかる話で、
いつもブログに書いているように
正しさよりも共感が大事です。

自分と意見が異なる人と話する時に
正しさを前面に押し出して、
相手を説得しようとします。

これは、ほとんどの場合、
上手く行きません。

それは、心が動かないからです。

経営者の方から
うちの社員は言われないと
やらないんだよ!
という相談をされることがあります。

これはまさに、
心が動いていないからです。

頭で考えた理屈を言われても
頭でしか受け取れません。

では、どうしたら、
相手の心が動くのでしょうか?

これもいつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかやりません。

つまり、自分のやりたいことなら
心が動いて、相手は動きます。

会社がやりたいことをすれば、
相手がやりたいことも実現する
と言う状態を作ればよいのです。

こんな風に言えるようになるには、
相手が何を望んでいるのか?を
把握しておく必要があります。

つまり、相手のことを知らなければ、
相手の心を動かすことはできないのです。

そのために、どうしたらよいのか?

それは、聴くことです。

相手に話してもらわないと、
相手のことは分かりません。

だから、話す機会を作って、
相手の話を聴くことです。

相手のやりたいことが分かったら
あとは、コチラのやりたいこととの
接点を探すことが必要です。

接点というのは、
相手のやりたいことと
コチラのやりたいこととが両立している
状態をイメージするということです。

お互いがやりたいことが両立するなら、
それぞれやりたいことをやっても、
バラバラにはなりません。

そういう状態を作り上げることで、
言われなくても社員が動き出すのだと
思っています。

私が組織のコンサルティングに入る時は
この接点を常に探しています。

そのためには、
私の頭で考えるのではなく、
経営者と社員さんとの対話が必要だと
思っています。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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