どうしたら、 メンタルモデルが可視化できるのか?

前回のブログで、
対話の鍵はメンタルモデルにある
と書きました。

今回は、どうしたら、
メンタルモデルが可視化できるのか?
について書きたいと思います。

今回の合宿のベースになっているのは、
この書籍です。

リフレクション(REFLECTION)
自分とチームの成長を加速させる内省の技術

熊平さんには、今年の3月に
チームビルディングの勉強会に講師として
来ていただきレクチャーもいただきました。

この本の中で、
メンタルモデルを可視化する方法として、
「認知の4点セット」が書かれています。

「認知の4点セット」は、
「意見」 「経験」 「感情」 「価値観」の4つです。

「意見」 あなたの意見は何ですか?
「経験」 その意見の背景には、どのような経験や
   経験を通じて知っていることがありますか?
「感情」 その経験には、どのような感情が
   紐づいていますか?
「価値観」 意見、経験、感情を俯瞰して
   あなたが大切にしていることが
   何か明らかにしましょう。

これらは相互に影響し合い、
私たちのメンタルモデル(ものの見方)を
形作っています。

この4つを言語化することで、
私たちのメンタルモデル(ものの見方)を
認識できるようになります。

例えば、「お酒」をテーマにすると、
お酒好きの人とお酒が苦手な人では
全く異なる認知の4点セットが現れます。

【お酒が好きな人の場合】

「意見」 お酒が好き
「経験」 お酒を飲むと陽気になる
「感情」 楽しい、リラックスできる
「価値観」 お酒は人生を豊かにするもの

これに対して、
【お酒が苦手な人の場合】

「意見」 お酒が苦手
「経験」 お酒を飲むと気持ち悪くなる
「感情」 辛い、頭が痛い、不快
「価値観」 お酒は心身に負担をかけるもの

お酒が飲めない私からすると、
二日酔いになってまで飲む人の気持ちが
理解できませんでした。

しかし、「認知の4点セット」を使うことで、
相手には異なる経験と感情があり、
それが異なる価値観を形成していることが
見えてきます。

実は、これを自分自身に対して行うと、
新たな気づきが得られます。

今回の勉強会で、
「なぜ、私はこの仕事をしているのか?」
というテーマで
「認知の4点セット」を実践してみました。

【私の仕事に対する認知の4点セット】

「意見」 経営者として正解を追求し続けたい
「経験」 3代目として会社を潰してしまった
   自分を信じてくれた部下を裏切った
「感情」 情けなさ、無力感、憤り、後悔
「価値観」 正しくありたい!

このように、「認知の4点セット」で言語化すると、
自分のメンタルモデルが可視化できました。

私は「正しくありたい」のです。

もちろん、
絶対的に「正しい」なんてことは
ないことは分かっています。

それでも、私は「正しくありたい」と
強く思っているのです。

だから、常に、
正しいのか?振り返りながら、
正しいと信じていることをやり続けているのです。

この「正しくありたい」というメンタルモデルが、
私の日々の行動を導いています。

毎日ブログを書き続けているのは、
自分の考えを言語化し、常に振り返り、
正しさを検証し続けるためです。

書くことで思考を整理し、
自己表現して、
周りからフィードバックを得ることで、
自分の考えの正しさを確認しています。

チームビルディング経営塾を
開催し続けているのも、
同じメンタルモデルの現れです。

チームビルディング経営塾を
継続できていることが
正しさの証明になっていると思います。

このように「認知の4点セット」を使って
メンタルモデルを言語化できると、
自分の選択や行動の理由を
説明できるようになります。

さらに重要なのは、
相手のメンタルモデルも同様に
理解できるようになることです。

対話において最も大切なのは、
表面的な意見の違いで判断するのではなく、
メンタルモデルの違いを理解することです。

「認知の4点セット」は、
そのための強力なツールとなると思います。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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