気が利く社員と気が利かない社員

経営者の方からいただく質問で
答えに困るのは、
「気が利かない社員をどうやって
教育したらよいか?」
という相談です。

気が利く利かないは
センスだと思っていて、センスは磨くものなので、
直接教えるのは困難だと思っています。

今回のブログでは、そうした中で、
センスではなく、
どうしたら、「気が利く」を再現できるのか?
について、考えてみたいと思います。

そもそも、どういう時に
気が利いていると思うのでしょうか?

それは、言わなくても、
相手が自分がして欲しいことを
してくれる時です。

では、どうして言わなくても、
相手は自分がして欲しいことが
分かるのでしょうか?

それは、ビジョンが描けるからです。

具体的に考えてみましょう。

例えば、バラバラに使っている
エクセルシートを
WEB上のスプレッドシートに
まとめるように依頼したとします。

その時に、単にまとめる人もいれば、
タイトルと簡単な内容とリンク先を
一覧表にした目次を作る人がいます。

いったい、この違いは何でしょうか?

それは、このスプレッドシートを使う場面の
ビジョンが描けているからです。

せっかく、スプレッドシートにまとめても、
欲しいエクセルシートを探すのに
時間がかかるだろうなぁ~

それなら、目次があったほうがいいな!
と思って、目次を作ります。

つまり、気が利く社員と
気が利かない社員の違いは、
ビジョンが描けるか?どうか?です。

ビジョンが描ける社員になれば、
気が利く社員になれます。

では、どうしたら、
ビジョンが描けるようになるのか?
というと・・・

それは、
目的と目標をつなげられればよいです。

今回の事例で言うと、
エクセルシートをまとめるは、
目的ですか?目標ですか?

それは、目標です。

つまり、指示は目標を伝えている
ことになります。

エクセルシートをまとめるのが、
目標です。

では、エクセルシートをまとめる
目的は何でしょうか?

今回は、指示された時に言われていませんが
おそらく、業務効率を上げることです。

ここで、目的と目標をつなげると、
目的:業務効率を上げるために
目標:エクセルシートをまとめる
ということです。

こうなると、単に
「エクセルシートをまとるように」と
指示されるよりも、ビジョンが描きやすくなります。

つまりは、目的と目標をセットで
伝えることで、ビジョンを描きやすくなります。

これが、ビジョンを描くには、
目的と目標をつなげる必要がある
ということです。

経営者にしてみれば、
目標を伝えるだけで、
目的を察して欲しいというのは
分かる気がします。

しかし、「察する」はセンスであり、
再現性はありません。

再現性を持たせるためには、
ビジョンを描きやすくすることが必要です。

それが、目的と目標をセットで伝えるという方法です。

社員が気が利かないな!と思うのであれば、
まず自分の伝え方を変えることから
始めるのが現実的な解決策だと思います。

目的と目標をセットで伝え続けることで、
社員も徐々にビジョンを描く力を
身につけていくはずだと思うのです。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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