なぜ、思いが伝わらないのか?

もう年末なので趣味のブログになります。

昨日、映画「緊急取調室 THE FINAL」を
見に行きました。

個人的には、ドラマの映画版は、
アマプラで見ればよいと思っているので、
映画館に見に行くことはないのですが、
この映画だけは思い入れがあります。

2014年から始まったドラマで、
犯人逮捕がクライマックスになる
通常の刑事もののドラマと違い、
逮捕された後の取り調べから始まります。

まさに、言葉の格闘技!

これまで4シーズン続いているのですが、
犯人とのやり取りが興味深くて、
毎回、楽しみにしていました。

実は、この映画は、
2022年に公開予定でした。

しかし、作中の設定が
安倍晋三元首相銃撃事件と
酷似しているとして延期。

さらに、2023年には、
出演俳優による自殺幇助事件、
大麻取締法違反と相次ぎ、
映画とそれに直結するテレビスペシャルが、
公開できなくなりました。

そこで、その役者が出ている部分を
全カットし撮り直そうとしたのですが、
追加予算がかかりすぎて、
お蔵入りのうわさもありました。

そこで、考えられたのが、
5クール目を製作しTV放送しながら、
そのセットを使って撮り直しをしよう
という案でした。

これなら、追加予算を押さえられます。

さらに、代役のキャラクターや
時代背景によって映画で修正された部分を
5クール目で調整することもできます。

こうして、2年越しで公開にたどり着きました。

すごい執念だと思います。

実は、その執念には、
1クールと2クールに出演していた
大杉漣さんへの想いがあります。

大杉漣さんは、7年前に心不全で
急逝されました。

3クール目に出演を予定したのですが
それも叶いませんでした。

出演者の皆さんには、
大杉さんのためにも
この作品を最後までやり切りたい
という想いがあったのだと思います。

最後のエンドロールにも
Special Thanksとして
大杉漣のお名前もありました。

そういった背景もあったので、
どうしてもこの映画だけは見たかったのです。

このような背景を知らない人にしてみれば
ただのドラマの劇場版なんだと思います。

しかし、背景を知れば、
見方が変わります。

会社でも、思いが伝わらないというのは、
背景が共有されていないのだと思います。

人が思うには背景があって、
その背景を十分に伝えることができれば、
共感が得られるのだと思っています。

背景を省いて結論だけを伝えれば、
それは単なる指示になってしまいます。

リーダーが何かを決断した時、
その背景や想いを丁寧に語ることが
大事だと思います。

そのためにも、
背景を共有する時間を
確保することが大事なのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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