なぜ、党首討論が期待外れなのか?

昨日、2年ぶりに
党首討論がありました。

 

各党首の討論を
動画サイトを見てみました。

 

”2年ぶり”党首討論
テレ東・篠原官邸キャップが
解説&野党党首に直撃

 

残念ながら、
菅総理の考え方を引き出すことが
できたと思えません。

 

なぜでしょうか?

 

それは、
質問者の話が長いのです。

 

私が求めていたのは、
菅総理が話す内容であって、
野党の党首の考えではありません。

 

ただでも、
45分と時間が短いのに、
質問者が話してしまうと
菅総理の考えを引き出せません。

 

国民民主党の玉木さんなんて、
いい質問をしているのに、
質問が長すぎて、
質問で終わってしました。

 

どうして、質問が長いのでしょうか?

 

それは・・・

 

自分が正しい!ということを
アピールしたいのです。

 

相手の考えを聞くのではなくて
自分の考えを言ってしまっています。

 

自分に矢印が向ている限り
相手の考えを引き出すことはできません。

 

結局、自分のアピールために
党首討論の場を使ってしまっては、
菅総理を追い詰めることはできません。

 

唯一、共産党の志位さんが、
「なぜ、オリンピックをやるのか?」
と問い詰めるシーンがありましたが、
結局、時間切れで回答がありませんでした。

 

回答が得られなければ、
相手の考えを引き出すことは
できません。

 

これも、職場で起こっています。

 

相手が考えていることを
知ろうと思ったら、
より相手に話してもらう必要があります。

 

相手に自分で話してももらわない限り
相手が何を考えているのか?
わかりません。

 

しかし、自分が正しいことを
証明するために話すことで、
相手に話す時間を与えていないのです。

 

いわゆる、
お説教を聞かされておしまい
みたいな話です。

 

ただただ、
時間をやり過ごしただけで
気付きもなければ、
行動変容もありません。

 

これで成果が出るはずもありません。

 

成果を上げるためには、
相手の行動が変わらないといけません。

 

しかし、
相手を変えることはできません。

 

だから、
自分で気づいて、
変えてもらうしかないのです。

 

その時に大事なのは、
フィードバックです。

 

事実を伝えて、
それについての感想をたずねます。

 

今回の党首討論で言えば、
共産党の志位さんが
菅総理から

国民の生活と命を守るのは責務。
守るのが私の責務。
守れないなら当然ですよ。

という回答を引き出しました。

 

ここが本来であれば、
フィードバックするポイントでした。

 

国民の生活も命も守れていないことを
どう思っているんですか?

それでも、
オリンピック・パラリンピックを
開催することが、
国民の生活も命を守ることになるのですか?

と・・・

 

ここを質問していく以外は、
本人に気付いてもらうことはできません。

 

結局、そういう場ではなく
各党、衆院選挙を意識して、
自分をアピールする場で終わってしました。

 

本人たちは
言いたいことが言えて
スッキリしたかもしれませんが、
私は知りたいことが知れませんでした。

 

質問者も国民の代表として
その場にいるのであれば、
自分はおいておいて、
国民が求めていることをすべきです。

 

自分のやりたいことだけやっていると
この人を信じてみようとは
思わないんですよね!

 

だから、リーダーとしては、
自分に矢印を向けるのではなく、
周りに向けていないと、
人はついてきてくれないと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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