なぜ、パワハラ研修が上手くいかないのか?

2020年6月から
パワーハラスメントの
法律が施行されます。

 

そのためなのか?
パワーハラスメント研修の
依頼が増えています。

 

研修を引き受けておいて
言うのもなんですが、
パワーハラスメント研修は
なかなか上手くいないと思っています。

 

パワーハラスメント研修を
受ける人が一番知りたいことは、
なんでしょうか?

 

それは・・・

 

「何をしてはいけないか?」
ということだと思います。

 

「パワハラだ!」なんて
言われたくないですから・・・

 

私が研修を受ける立場でも
そう思います。

 

しかし、
研修講師としては、
「○○してはいけない!」
と言えないのです。

 

なぜか?というと
「○○してはいけない!」
と言えば言うほど、
「○○する」というイメージ
が頭に浮かんでしまうからです。

 

脳は否定語を理解できません。

 

例えば、
「殴る」というイメージを持たずに
「殴ってはいけない!」
をイメージしてみて下さい。

 

そうです。

 

無理なんです。

 

○○してはいけない!
と言えば言うほど、、
逆のイメージが伝わってしまいます。

 

つまり、
研修をやればやるほど
パワーハラスメントのイメージ
がこびりついてしまう・・・

 

では、やらなくてよいのか?
というとそういうわけにもいきません。

 

本当に、悩ましい問題です。

 

そんな訳で、
この週末、研修のプログラムを
組み立てるのに頭を悩ましていました。

 

で、そこで出た結論は、
パワーハラスメントでない状態を
イメージしてもらうことです。

 

パワーハラスメントでない状態を
否定語を使わずにどう表現するか?

 

これが問題です。

 

考えていた時に、
先日、ブログで紹介した
前田監督のインタビューを思い出しました。

 

[箱根駅伝]5強・
國學院大はなぜ飛躍した?
前田監督「信頼築く」も「仲良しではない」指導信念
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191231-00010002-realspo-spo

 

このインタビューの最後で
こんなこととおっしゃっています。

 

「パワーハラスメントという具体性がないものが問題になっている今だからこそ、やはり選手との信頼関係がより大切になってきていると思います。

それ自体、具体性はないですが対話すること、言葉の選び方、話をする環境などを意識することで少しでも形にすることが大切。

その上で指導者として、ダメなものはダメ、良いものは良いとしっかり選手に伝えなければいけない。」

 

つまり、
指導をする上では、
信頼関係がある状態を
イメージしてもらえればよいのです。

 

では、
人はどんな時に信頼関係がある
と感じるのでしょうか?

 

それは・・・

 

話を聴いてもらった時です。

 

「きく」には3つあります。

1.耳で聞く
音声で耳に入ってくる状態
頭の中では夏のことを考えている

2.口で訊く
話の事柄に焦点を当てている状態
自分が次に何を言うか考えている

3・心で聴く
相手の心に焦点を当てている状態
相手の気持ちを考えている

 

この3番目の「聴く」をイメージして
もらえば良いのです。

 

ほとんどの上司は
2番目の「訊く」だと思います。

 

これだと信頼関係は生まれません。

 

信頼関係を生む
「聴く」トレーニングを取り入れながら
さらにコーチング的な内容を入れて
プログラムを作ってみました。

 

いかに信頼関係がある状態を
イメージしてもらえるか?

 

組織のメカニズムが分かっている
チームビルビルダーならでは
パワハラ研修をしてみたいと
思っています。

 

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今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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