先日のチームビルディング経営塾で
「欲求」について説明をしました。
私が人と人が違うという時は
3つの要素があります。
「思考」と「欲求」と「行動」です。
今回、「欲求」の説明をしたのですが、
「思考」と「欲求」の違いが分からない
という質問をいただいたので、
そのことを書こうと思います。
(今日はマニアックなお話です。)
「欲求」について説明する時に
私はこの本を参考にお話をしています。
人間関係をしなやかにする
たったひとつのルール
この本によると
人は5つの基本的欲求によって
行動していると言います。
その5つの欲求とは・・・
愛・所属の欲求
人を大切にしたい!されたい!
人が大好き!誰かと一緒にいたい!
一緒に働く人が重要!
力・価値の欲求
認められたい!役に立ちたい!
勝ちたい!結果を残したい!
賞賛されたい!
自由の欲求
自分で判断したい!変化!
人にあれこれ言われたくない!
自分で選びたい!
楽しみの欲求
楽しみたい!笑いが大切!充実感!
やりがいのある仕事!
関心が高い!好奇心が高い!
生存の欲求
安全な環境にしたい!
平穏で安定が得たい!
住環境や家族のことが大切!
これらの欲求の大きさが
人によって違います。
ちなみに私の欲求は
5点満点で・・・
愛・所属の欲求 4
力・価値の欲求 3
自由の欲求 5
楽しみの欲求 5
生存の欲求 2
でした。
※この本の中にチェックリストがあります。
気になる方はやってみて下さい。
欲求が大きいというのは、
欲求を満たす器が大きいイメージで、
それを満たそうとすると
たくさん入れる必要があります。
私は、人よりも、
自由や楽しみがたくさんないと
満たされません。
だから、
自由や楽しみを
求めようと行動します。
つまり、
私の行動の裏には、
自由を楽しみがあります。
以上が「欲求」です。
これに対して、
「思考」は「効き脳」です。
「効き脳」について簡単に説明すると・・・
人の脳は、大きく分けて、
左右で2つ、内側と外側で2つ、
計4つに分けることができます。
それぞれの機能を分けると
A:論理的、理性的
B:堅実的、計画的
C:感覚的、友好的
D:冒険的、創造的
の4つに分けることができます。
効き脳は能力ではなくて
思考のクセです。
ちなみに私の効き脳は・・・
A:論理的、理性的 75
B:堅実的、計画的 25
C:感覚的、友好的 63
D:冒険的、創造的 37
です。
そのため、
私は、理屈っぽく考えたり、
人間関係を大事に考えたりする
傾向にあります。
ここで新ためて、
「思考」と「欲求」を比べてみると
愛・所属の欲求と
効き脳C:感覚的、友好的は
近い関係にあるように思います。
力・価値の欲求と
効き脳A:論理的、理性的は
近い関係にあるように感じます。
自由の欲求と楽しみの欲求と、
効き脳D:冒険的、創造的は
近い関係にあるように思います。
つまり、
「欲求」と「思考」は
関係があるように思います。
先ほど紹介した欲求の本によると
基本的欲求の大きさは
遺伝によるものだそうです。
それに対して、
「効き脳」は
先天性3割、後天性7割と言われています。
つまり、
ベースに「欲求」があって、
その上に「思考」があると考えられます。
そう考えた時に、
最初は、「欲求」と「思考」が同じでも
時間の経過によって、
「思考」が変化すると考えられます。
つまり、
愛・所属の欲求が高いからと言って
効き脳C:感覚的、友好的
が高いとは限らない・・・
力・価値の欲求が高いからと言って
効き脳A:論理的、理性的
が高いとは限らない・・・
自由の欲求や楽しみの欲求が
高いからと言って
効き脳D:冒険的、創造的は
が高いとは限りません。
もちろん、
その両方が一致していれば、
スムーズなんだと思います。
例えば、私は、
愛・所属の欲求は5点中4と
高いです。
効き脳C:感覚的、友好的は、
63と高いです。
両方高いので、
そこに違和感はありません。
しかし、
自由の欲求と楽しみの欲求が
5点中5と高いのに、
効き脳D:冒険的、創造的は、
37と低いです。
ここにギャップがあります。
だから、心では、
自由や楽しみを求めながらも
思考が追いつかないのです。
自由でいたいと思うし
楽しくいたいと思うだけれど、
自由になることや
楽しくなることのアイデアが
思いつかない・・・
私がずっーと悩んでいた理由が
分かったような気がしました。
「欲求」と「思考」が一致していれば、
意識をしなくても、
欲求が満たされると思うのです。
しかし、
「欲求」と「思考」が一致していないので
相当意識して「思考」を変えないと
欲求が満たされないのです。
そう考えると、
最近、「思考」というより、
「欲求」に従って選択できるように
なってきているように思います。
実は、それは正解なのかもしれません。
「欲求」に従ったほうが
行動力があがるので、
結果、成果は上がりやすいように思います。
人と人は違うので、
自分の特性を理解して、
マネジメントすることが成果を上げる上で
大事だと思うのです。
学術的に正しいのか?
間違っているのか?分かりませんが、
なんとく、自分の中で、
「欲求」と「思考」がつながったので、
文字にしてみました。
ちょっとマニアックでしたかね?
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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