差別のない世界を作るには?

東京オリンピック・
パラリンピック大会組織委員会
の森会長が辞任されました。

 

後任に、
元日本サッカー協会会長の
川淵氏が決まりました。

 

一部には、
83歳の森会長から84歳の川渕氏に
なることについて、
高齢者しかいないのか!という
批判の声もありました。

 

しかし、これは、
年齢による差別になるのでは
ないでしょうか?

 

若者が良くて、年寄りはダメ
というのは、一律的な見方で、
個を見ていません。

 

結局、差別を批判していた人が、
別の差別をするということが
起こっているのではないか?
と思うのです。

 

人は自分を基準に物事を判断します。

 

自分と違っているものは、
間違っていると思いがちです。

 

そして、
その違っているものを
共通の敵にして
仲間を作ろうとします。

 

そういう意味で、
差別をしようという意図はなく
仲間をつくりたいだけです。

 

共感が得たいだけなんです。

 

共感は人の根本的な欲求なので、
これをコントロールすることは
難しいと思います。

 

だから、差別はなくならない。

 

では、どうしたらよいのか?
というと・・・

 

お互いの良いところに
目を向ければよいのです。

 

年寄りは、柔軟性はないけど
経験や人脈がある。

 

若者は、経験や人脈はないけど
柔軟性はある。

 

自分に足りないところを認め
相手の良いところを活かそうすれば
お互いを補完できます。

 

一人ですべてをやるのは
難しいのです。

 

今回、気になったのは、
足りないところだけを取り上げて
みんなで叩きました。

 

完璧な人もいないし
間違えない人もいないし
過ちを犯さない人もいないのに・・・

 

森会長にも問題がありました。

 

自分の足りないところ
を自覚しながら、
開き直ってしまいました。

 

指摘されたことを
素直に受け入れていれば
結果は変わっていたかもしれません。

 

どうして、今回、
お互いに悪いところを見てしまった
のでしょうか?

 

それは、共通の目的を持てなかった
からだと思います。

 

つまり、
東京オリンピック・
パラリンピックを成功させよう
という目的を共有できなかった
からだと思います。

 

共通の目的を持つことができれば
その目的の達成のために、
お互いの違いを活かすことができます。

 

人と人が違う限り、
差は存在して、差別は残ります。

 

しかし、
共通の目的を持てば、
差別は問題ではなくなります。

 

川渕氏は、Jリーグを設立した時に
大きなビジョンを掲げて
日本サッカー界の土台を作りました。

 

組織作りのやり方は
分かっていらっしゃると思うので
川渕氏の手腕に期待したいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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