どうすれば質問に上手に答えられるのか?

緊急事態宣言地域が増えることをうけて、
菅総理大臣が記者会見を
行いました。

 

官邸のHPで内容を見てみました。

 

新型コロナウイルス感染症に関する
菅内閣総理大臣記者会見(2021年8月25日)
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0825kaiken2.html

 

記者会見で記者から

首相の言葉が国民に届いていないのでは?

という質問に対して、

私の言葉についての厳しいご指摘を
しっかり受け止め真摯に対応したい。

という回答をしていました。

 

回答しているそばから、
あまり感情が伝わってこないので、
真摯に受け止めているのか?
も良く分かりません。

 

おそらく、
感情を出すのが
苦手なんだろうと思います。

 

私も感情を込めて話するのは
あまり得意でないので、
人のことは言えませんけど、
一言、二言でもよいから、
自分の言葉で想いを伝えたほうがよい
と思います。

 

なので、
菅総理の肩を持つつもりは
ないのですが、
それでも、菅総理の言葉が
伝わらないのは、
記者会見のやり方に問題がある
と思っています。

 

記者会見のルールとして
一人の記者ができる質問は
一つとされています。

 

そうすると、記者は
いろいろ聞きたいことがあるので、
一回の質問に複数の質問を含めてきます。

 

動画をみていましたが、
記者の質問を聞いているうちに、
私も何を聞いているのか?
分からなくなりました。

 

そもそも、
一度に複数の質問をされて、
その質問に対して
理路整然に答えるのは
不可能に近いと思います。

 

それで、
「質問に答えない」と批判されても
それは酷なんでははないか?
と思います。

 

たしかに、
シンプルな質問に対しても
答えになっていない時にあるので、
そこは真摯に対応する必要があると思います。

 

しかし、
質疑応答が苦手というのであれば、
質問の仕方も工夫したがよいと思います。

 

私は、コミュニケーションは、
キャッチボールだと思っています。

 

取りやすいボールを投げれば、
すぐに投げ返せます。

 

しかし、
投げたボールが悪いと
投げ返すことも難しくなります。

 

同時にいくつもボールを投げたら
取れないボールもあると思います。

 

答えやすいような
質問にする必要があると思います。

 

さらに、
質問の答えに対しての
質問が禁止されているルールにも
問題があると思います。

 

昨日の記者会見でも、
質問に対する総理の答えに
記者が質問をしようとしたら、
司会者の方から制止されるという場面が
何回かありました。

 

コミュニケーションは、
やり取りを重ねることで
お互いの言いたいことを理解します。

 

それが、1回しか
やり取りができないとなると
お互い、何が言いたかったのか?が
分からないままになります。

 

結局、記者会見のルールが
伝えたいことを分かりずらく
しているのです。

 

同じやり方をして
成果が出ないのであれば、
やり方を変える工夫が必要です。

 

結局、
問題を人のせいにしている限り、
問題は解決しないのです。

 

人は簡単には変えられません。

 

自分も変われないと思います。

 

それなのに、
人には「変われ!」と要求するから
上手く行かないのです。

 

人を変えるのではなく、
やり方を変えることが大事です。

 

それが、昨日もブログで紹介した
パラリンピックの開会式で
NHKのアナウンサーが言っていた

 

是非、選手を支える人たちにも
注目して下さい。

視覚障害のある選手と
一緒に走る伴走者

車いすや義足など
道具を付けたアスリート

様々な人がかかわりあって助け合う
人間の可能性を気付かせてくれるのが
パラリンピックです。

 

という話だと思います。

 

上手く答え得られない人がいるなら、
その人にあったやり方をしてみる
ということです。

 

人を活かすのがマネジメントであり、
マネジメントについて、
パラリンピックから学ぶことは
たくさんあると思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

https://robotjinji.com/2021/07/18/post-1557/

 

どのようにしてボトムアップの組織を
作ればよいのでしょうか?

そのカギとなるのが「ビジョン」です。

でも、その「ビジョン」が浸透しない
という相談を受けます。

しかし、浸透させようとしている時点で
その「ビジョン」は正しくありません。

では、正しい「ビジョン」とは
どのような「ビジョン」なんでしょうか?

スーパーロボットワークを通じて
正しい「ビジョン」について
お伝えします!

【開催日時・開催場所】
① 【ZOOM】
2021年9月2日(木)14:00~17:00

【定員】
6名 残席1名

【セミナー料金】
9,800円(税込み)

【2021年夏】組織作りセミナー
https://robotjinji.com/2021/07/18/post-1557/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です