人が増えるとなぜ大変になるのか?

今の時期、
新入社員を迎えている会社が
多いのではないか?
と思います。

 

昨日、私のお客様の社長さんからも
こんな電話がありました。

 

今期、採用がうまくいって、
新入社員が1名と中途入社員2名を
迎えることになったのですが、
予想以上に職場が混乱している
ということでした。

 

そうなんですよね!

 

人が増えるというのは、
単に人が増えたということでは
ないのです。

 

ちょっと何言っているのか?
わからないかもしれません。

 

コミュニケーションの問題です。

 

人が増えると
コミュニケーションが複雑になります。

 

コミュニケーションの本数で
考えてみたいと思います。

 

2人しかいないときは、
コミュニケーションの本数
は何本でしょうか?

 

AさんとBさん

 

1本です。

では、
社員が1人増えて3人になると・・・

 

AさんとBさんとCさん

 

3本です。

 

 

では、社員が4人になると・・・

 

AさんとBさんとCさんとDさん

 

6本です。

 

 

3人から4人で1人増えただけですが
コミュニケーションの本数は
2倍なります。

 

では、5人になったら・・・

 

10本です。

 

 

ということは、
3人から5人なると、
今まで3本だったものが
10本になります。

 

つまり、
人は2人しか増えていないのに
本数は3倍以上になります。

 

ちなみにこれ以上増えると
どうなるのでしょうか?

 

これは、数列の問題です。

 

n人だとすると数式は

{(n-1)×n}÷2となります。

 

 

6人 15本

7人 21本

8人 28本

9人 36本

10人 45本

20人 190本

と、すごい勢いで増えていきます。

 

人が増えれば増えるほど、
コミュニケーションの本数が
増えていきます。

 

コミュニケーションの本数が
増えるということは・・・

 

社員同士がそれぞれ関わり合う時間が
減るということです。

 

じっくり話すことができないので、
誤解や思い込みによって
関係性が悪化する可能性が
高くなります。

 

マネジメントの世界で
よく言われるのは、
一人のマネージャーに対して
部下8人までが限界という話です。

 

現実的に考えると
4人で6本というのが
チームとしての最適なんじゃないか?
と思うのです。

 

5人になると10本ですから、
一気に倍近くになります。

 

そう考えると、
一人のマネージャーが
4人のチームを2つ見るぐらいが
限界なんだと思います。

 

そう考えると
4人のチームを増やしていく
イメージが良いと思います。

 

だから、
チームの人数が
5名とか6名になった時は
少し気を付けた方がいいかな?
と思っています。

 

チームを作る時は、
人数よりも
コミュニケーションの本数を
意識していただくとよいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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