バスケットボール男子ワールドカップの
日本対オーストラリア戦を見ている時に
タイムアウトの時に、ホーバス監督が
怒りを爆発させていました。
ふざけんな!細かいこと!
分かってないんだったらダメだよ!
簡単なことじゃないですか!それ言い訳!最初から…だよっ!
精彩を欠いていた河村選手に向けた
言葉だったように思います。
これって、どうなんでしょうか?
パワハラにならないのでしょうか?
もちろん、
私もパワハラだと思っていません。
では、同じ言葉を
職場で言ったらどうでしょうか?
パワハラになるかもしれません。
でも、ホーバス監督なら、
パワハラにならないのは
なぜでしょう?
ここに、育成のヒントがあると
思っています。
ホーバス監督が厳しくいっても
選手がパワハラだと思わないのは、
オーストラリアに勝つということに
コミットしているからです。
つまり、
オーストラリアに勝つつもりなら、
いい訳なんかしないで、
シュートを打たないとダメだよ!
と言っているのです。
別に
オーストラリアに勝つつもりがないなら
ここまで言う必要はないのです。
でも、本人が
オーストラリアに勝つつもりがあるから
厳しいことを言えるのです。
最近、ホワイトすぎて
若手社員が会社を辞めていく
という話を聴きます。
若手社員にしたら、
成長したいと思っているのに、
会社がホワイトすぎて、
負荷をかけてくれないので、
成長できる気がしない・・・
という話です。
ただでも、
タイパ(タイムパフォーマンス)に
敏感な世代です。
この会社に3年いても
成長できないなら、
今より厳しい会社に行って
3年間を有効に使おう
というのです。
そんなことであれば、
うちの会社にいるうちに
厳しくしておけばよかった
と思うかもしれません。
しかし、会社からは、
若手社員に負荷をかけるな!
と言われている・・・
そうなると、
上司としては、
部下に負荷をかけづらい環境に
あるのだと思います。
そこで、
もう一度考えて欲しいのです。
なぜ、ホーバス監督が
厳しい言葉を言っても、
パワハラにならないのか?
それは、
選手と目標をコミットしているからです。
では、上司は部下と
部下の目標についてコミットしている
でしょうか?
たぶん、していない上司が
多いのではないでしょうか?
若手社員にもいろいろな人がいます。
負荷がかかっても成長したい
と思っている人もいれば、
あまり負荷がかからないまま
ゆっくり成長したいという人もいる
と思います。
つまり、若手社員も
みんな同じではなくて、
人によって違うのです。
相手の目標を把握した上で
負荷を調整する必要があるのです。
そんなことまでしないといけないの?
と管理職の方は思うかもしれません。
しかし、
今の時代、待っていても、
自分と同じ価値観の人が来てくれる時代
ではないですから、
若手社員に合わせないと
そもそも、入社してくれません。
一人ひとりに合わせて
キャリア設定をする必要があります。
それだって変わるかもしれません。
そもそも、
やりたいことがないかもしれません。
だから、1ON1面談のように
定期的に話をする必要があるのです。
ここまでして、
本人がやりたいことと
会社のやりたいことを合わせることが
必要があるのです。
ということは、それだけ、
管理職にマネジメントスキルが
求められるようになっているのだと
思います。
こういった時代背景を知らず、
マネジメントスキルがないのに
若手社員に合わせた指導をしろ!
と言われても、難しいのだと思います。
そういう意味で、
管理職だけの問題だけでなく
会社全体で人事戦略を考えないと
もう現場でどうこうなる時代では
ないと思います。
そんなことを考えて、
今年度、戦略人事超実践講座を
チームビルディングの仲間と
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来月、第5講目、第6講目を迎え
折り返しを迎えます。
我ながら、時代の背景をおさえた
いい講座だと思います。
先日、講師メンバーと打ち合わせがあって
来年度も開講することになりました。
年内には、
詳細をご案内できると思います。
それにしても、
もう、来年度のことを考えるとは・・・
早く歳を取るわけだ(笑)
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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