普通の人は普通ではない

先日、お客様の会社の役員会で
最近、「普通の人」が採用できない
という話になりました。

「普通の人」ってどんな人ですか?
と質問してみました。

すると・・・

朝、時間前に出社して、
おはようございます!と挨拶して、
自分の仕事を確認して、
分からないことがあったら確認して、
自分で仕事を管理して、
問題があったら、
連絡報告相談してくれる人だそうです。

なるほど・・・

これって、普通なんでしょうか?

人によって、感じ方は違うと思いますが、
私は「優秀な人」だと思います。

ここまでできる人は、
すでにどこかの会社で
それなりの立場で仕事をしている
と思います。

だから、
役員の皆さんが
「普通の人」だと思っている人を
採用するのは至難の業だ
と思います。

「普通の人」って
もう普通ではないのだ
と思っています。

以前もブログに書きましたが
将来の問題は今起こっています。

小学校、中学校を見れば、
将来、入社してくる社員さんが分かります。

小学校の先生をしている友人と
先日、話をしたのですが、
もう十年以上前から
学級崩壊が起こっていて、

多様化した生徒に対応しようとすると、
規律を守らせることが難しく
一律な管理ができなくなってきて
いるのだそうです。

授業中に歩き回る生徒を
座らせるように指導していると
授業が進みません。

授業を進めるためには、
歩き回る生徒はそのままにしておいて
授業を進めるしかありません。

しかし、
座って勉強をしている生徒は
なぜ、先生が注意してくれないのか?
不満に思います。

すると、
先生への不信感が生まれ、
座って勉強している生徒も
先生の指示に従わないということが
起こっているのだそうです。

そういう環境の中で育った若者が
会社に入ってきています。

先生の言うことは絶対!
という教育をされてきていないので、
平気で上司に異を唱えたり、
上司の指示を聞かないということが
起こっています。

今までの「普通」が普通でない
ということが普通に起こっています。

普通でないのが「普通」なのです。

若手社員の指導をする時に、
それを前提で指導しないと
上手く行きません。

そもそも、
学校の先生でも対応できない問題を
訓練を受けていない上司が
解決するのですから無理があります。

では、どうしたら良いのでしょうか?

私の昔からのお客様の会社に
元暴走族の社長さんがいます。

その社長さんは、
いろいろ「やんちゃ」してきただけに、
いろいろ問題のある社員さんに対しても
まっすぐに向き合って、
上手く心をつかんでいるように思います。

人と人が違うことを前提にして、
ちゃんと相手を見て、
いいところを見つけて、
一律に業務を求めるのではなく
その人の強みが活かされる
仕事を与えています。

こんなことを書いてよいのか?
迷いましたが、
伝えるために、あえて書くと、
授業中、歩き回っていた生徒が
中小零細企業に入ってきます。

「普通」のマネジメントでは
マネジメントできません。

「普通」という基準を手放して、
人それぞれに合ったマネジメントを
することが必要だと思います。

それが良いか悪いかは分かりません。

ただ、人の採用の難易度は
これから、ますます上がります。

今いるメンバーで成果を上げよう
と思ったら、
マネジメントのスキルを上げる
しかないと思っています。

どうしてこんな簡単なことが
できないの!ではなく、
どうしたらできるようになるのか?
を考えることが求められています。

私は、そのベースに
チームビルディングがあって、
チームビルディングを学ぶことで
今いるメンバーで成果を上げる
マネジメントができるようになると
信じています。

いよいよ、10月から
チームビルディング経営塾10期が
始まります!

個性的なメンバーがそろったので
楽しみです!

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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