昨日は、ブログの師匠
板坂裕治郎さんが主宰する
ブログの勉強会に参加しました。
広島のマルニ木工の山中社長に
お話をいただきました。
マルニ木工株式会社
マルニ木工という会社は、
家具の製造・販売会社で、
Appleの本社に
7千脚の椅子を納品した会社です。
その椅子が「HIROSIMA」です。
日本を代表するデザイナー
深澤直人氏が生み出した
木目が美しい椅子です。
こんな素敵な椅子を作っている会社ですが
実は、倒産寸前だったそうです。
社長の山中さんは、
裕治郎さんの高校の後輩だそうで
深くていい話が聴けました。
マルニ木工の歴史は古く、
戦前からある会社で、
戦争中は軍事品を作っていたのですが、
戦後は洋家具という応接セットのような
家具を作っていました。
「ベルサイユ」という
国内用家具市場、空前の大ヒット商品を
生み出しました。
しかし、住環境の変化や
海外低価格商品の台頭もあって、
売上が10分の1となり
倒産の危機を迎えたそうです。
海外工場を撤退し、
国内でもリストラを敢行し、
生き残りを模索するにも
何をやってもうまくかなかったそうです。
そこで、どうせダメになるなら、
自分のやりたいことをしよう!と決意して
今までの洋家具からデザイン家具に
シフトすることを決めたそうです。
「nextmaruni」プロジェクトとして
12名のクリエイターを一緒になって
高い技術力を生かした椅子を作ったそうです。
これが、国内外で話題になるけど、
まったく売れなかったそうです。
その後も、
デザイン家具を作り続けるものの、
うまく行きません・・・
そんな中、プロダクトデザイナーの
深澤直人氏に出会い、
「HIROSIMA」という椅子が生まれました。
これが、Appleの目にとまり、
Apple本社「Apple Park」に
納品されることになりました。
その後、30か国に輸出されるようになり、
会社は立て直すことができた
という話でした。
その間、約20年間
売上が10分の1になった会社を
立て直せたのか?という質問に、
山中社長さんはこんな風に
答えていました。
諦めなかったからじゃないですかね!
そうですよね!
諦めたら試合終了ですからね!
では、諦めなかった理由は
なんなんでしょうか?
それは、やっぱり、
やりたいと思ったことをやったから
だと思います。
山中社長のお話を聴いても、
立て直しは試行錯誤の連続です。
「HIROSIMA」という椅子が生まれてから、
Apple本社に納入するにも
10年くらいかかっています。
立ち直れるかどうか?分からない中で、
諦めずにやり続ける必要があります。
このやり続けるための推進力が
やりたい!という気持ちです。
だから、立て直すために、
正しいことをやるよりも、
やりたいことをやったほうが、
結果として、やり続けられるので
上手く行くということがあるのだと思います。
簡単にあきらめないためにも
やりたいことをやったほうがよいのです。
最後に、このお話は本になっています。
奇跡の椅子
AppleがHIROSHIMAに出会った日

良かったら読んでみて下さい。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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