先日、お客様の社長さんと
月一回の面談をしている時に、
こんなことをおっしゃっていました。
「そういえば、最近、怒らなくなった。」
怒りを感じるのは感情なので、
コントロールできませんが、
怒るのは表現なので、
コントロールできると思います。
組織にとって
社長が怒っても良いことはないので、
怒らなくなったのはよいことだと思いました。
そこで、どうして、怒らなくなったのか?
聞いてみました。
すると、
怒っている自分を
外側から見られるようになったからだと思う
とおっしゃっていました。
それは、メタ認知ができるようになった
ということです。
メタ認知とは、
自分の思考や行動を客観的に把握し、
より高い視点から見る能力です。
それは、いつもブログで書いている
ルービックキューブの裏側が
見えるようになったということです。
ルービックキューブは6面ありますが、
人間が一度に見られるのは3面のみです。
それでも、自分に見えない面が
3面あると気付けるのは、
違う視点から
ルービックキューブが見られるからです。
つまり、
部下に対して怒りの感情を覚えても、
自分が理解していないこともあるかもしれない
という別の視点に
切り替えることができるようになった
ということです。
では、なぜ、それができるようになったのか?
私との面談の際に、
社長が見ている視点と違う視点で、
別の可能性について話していたからだと思います。
つまり、私が、
ルービックキューブの裏側に立って、
社長が見えていない面について伝えていたからです。
例えば、ある社員が
言われたことをやらないという時に、
社長から見たら、反抗的な態度に見えます。
しかし、それは、
やらないのではなく、できないのではないか?
と考えると、それは反抗的ではなく、
本人は戸惑っている可能性があります。
このように、常に、
別の可能性を伝えているうちに、
ご自分でも別の可能性に気付けるように
なったのだと思います。
私がいつも思っているのは、
どんな社員さんでもその会社にいる限り、
承認して欲しいと思っているということです。
だから、
反抗的な態度に見えたとしても、
その裏側には、
承認して欲しいという欲求がある
のだと思っています。
それを承認できないのは、
まさに、見えていないからであって、
別の可能性があるかもしれないと思うことが
それに気づくキッカケになります。
私からすると、この人手不足の時代に
会社に残ってくれている社員に
悪意があるとは思えないのです。
本人が気づいていないのか?
良かれと思ってやっているのか?
分かって欲しいと思ってやっているのか?
何か、そこにはメッセージがあると思っています。
その社員に力を発揮してもらうには、
そのメッセージを受け取れるようになることが
大事だと思っています。
そのためには、まず、怒ることをやめて、
別の可能性について考えられるように
なることが必要だと思っています。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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