お客様の幹部の方との1on1面談で、
相手が感情的になってしまうことがあります。
怒り、悲しみ、焦り、絶望
仕事をしているといろいろありますから、
話を聞いていると
ネガティブな感情が様々出てきます。
せっかくの面談ですから
感情を変えられればよいと思いますが、
感情を変えることはできません。
お話を聴いて共感することで、
少しでも感情が晴れればよい
と思って、話を聴いています。
そんな話をしていたら、
チームビルディングの師匠の
石見さんから魔法の質問を
教えてもらいました。
それは、
何ができていないのが問題だと思いますか?
という質問です。
この質問に答えようとすると
意識が「行動」に向きます。
意識が「行動」に向くと、
時間の感覚が今になります。
行動しようとすると、
目の前のことを考えるからです。
では、時間の感覚が今になることに
どんな意味があるのでしょうか?
心理学的に
楽しい時間はあっという間に感じ、
不快な時間は長く感じる
と言われています。
これは、
不快な感情に注意が向きやすく、
認知資源が多く使われるため、
主観的に時間が長く感じられる
と考えられています。
そのため、
怒り、悲しみ、焦り、絶望など
不快な感情を抱いている時は、
ずっとこの感情が続くと思いがちです。
面談の短い時間の中では
感情が変わらないのは
本人の時間の感覚が
長くなっているので仕方がありません。
そこで、あの魔法の質問です。
何ができていないのが問題だと思いますか?
この質問で、
『今できていないこと』に意識が向くことで、
長くなっている時間の感覚から
抜け出せるようになります。
そして、『今できていないこと』が
明確になることで、
今やるべき行動に意識が向きます。
そもそも、感情というのは、
行動することでは変化します。
だから、面談でできることは、
行動すると決めてもらうことです。
そういう意味で、
時間軸を今にして、
行動に意識を向けることは、
効果的だと思いました。
ただ、
何ができていないのが問題だと思いますか?
という質問は、
突き放した感じもあるので、
ある程度、話を聞いてあげた段階で
投げかけるとよいと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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