上司にイライラする私は間違っていますか?

先日、若手の社員さんと面談している時に
こんなことを相談されました。

上司としては尊敬できるのですが、
一緒に仕事をすると
イライラしてしまうのですが、
私は間違っていますか?

どういうことなのか?
もう少し詳しく聴いてみました。

すると、その上司の方は
知識も経験も豊富で教えるのも上手で、
すごく頼りになる存在だそうです。

ただ、一緒に仕事をすると、
それだと明らかに時間内に終わらないような
仕事を進め方をするので、
イライラしてしまうのだそうです。

なるほど・・・

それは「効き脳」の違いです。

「効き脳」とは、
脳の思考の傾向を4つにタイプに
分類したものです。

人の脳は、大きく分けて、
左右で2つ、内側と外側で2つで、
4つに分けることができる
と言われています。

それぞれの「脳」を分けると
A: 論理・理性脳
B: 計画・堅実脳
C: 感覚・友好脳
D: 全体・創造脳
の機能があります。

この機能が人によって、
高い、低いがあります。

効き脳診断をすることで
それぞれの数値が出てきます。

例えば、私は、
A: 論理・理性脳 75
B: 計画・堅実脳 25
C: 感覚・友好脳 68
D: 全体・創造脳 37
です。

この数値から分かることは、
私は、論理的にものごとを考えたり、
相手の気持ちを考えることには
長けていますが、
計画的にものごとを進めたり、
新しいことを考えたり、
全体像をとらえることには苦手です。

人には得手不得手があるので、
そうなるのはよくあることです。

ただ、この得手不得手が
人によって違うと厄介なことが起こります。

人は自分を基準に考えるので、
自分と違うものに対しては、
なんでできないのだろう?と思います。

例えば、
A: 論理・理性脳が高い私にすると
論理的に話をしない人と話していると、
なんでもっと整理して端的に話さないんだろう?
と思います。

しかし、それは私の基準であって、
相手の基準とは違うのです。

今回、相談があったように
若手の社員さんが
上司の方にイライラするのも
効き脳のズレの問題です。

若手の社員さんが、
B: 計画・堅実脳が高く
上司の方が、
D: 全体・創造脳が高いのです。

上司の方にすると、
全体を見て、ひと通り、やってみて、
レベル感を把握してから、
時間がかかりそうな仕事から、
手を付けようとしているのだと思います。

それに対して、
若手の社員さんは、
確実にできる仕事から
手を付けようとしているのだと思います。

これはどちらが正しい、間違っている
という話ではなく、
仕事のスタイルの問題です。

だから、効き脳にズレがあるので、
一緒に仕事をしたら、
イライラするのは仕方がないのです。

では、どうやって解決したらよいのか?
というと・・・

それは、目的を共有してから、
仕事を始めればよいのです。

この仕事の目的は、
まずは手を付けてみて、
レベル感や問題になりそうなことを
把握することなのか?

それとも、限られた時間の中で
確実に1つ1つ進めていくべきなのか?

仕事の目的を把握している上司は、
部下もそれが分かっている前提で
仕事を進めます。

しかし、部下にしてみれば、
上司が目的を共有しない限り分かりません。

このように、仕事の目的を共有しないまま
仕事を始めてしまうので、
今回のようなことが起こるのです。

だから、この2人で仕事する時は、
効き脳にズレがあるということを念頭に置いて、
この仕事の目的は、
まずは、仕事のレベル感を把握することなのか?
それとも、確実に仕事をこなすことなのか?
というように、
最初に目的を確認するルールを作ればよいのです。

効き脳の違いは個性であり、
どちらが優れているということではありません。

大切なのは、お互いの違いを理解し、
それを前提にコミュニケーションを取ることです。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

効き脳コーチングしませんか!

効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)

効き脳コーチングの詳しいことはコチラ

https://robotjinji.co

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です