どうしたら部長になれるのか?

先日、お客様の社員さんと面談している時に
こんな相談をされました。

社長から
「将来、部長になれるように頑張って欲しい!
と言われたのですが、
どうしたら部長になれるのですか?

私はこの会社の
人事制度を見ていないので、
昇格条件は分かりません。

ただ、部長として機能するために
何ができていればよいのか?であれば、
答えられると思ってお話をしました。

会社というのは、人の集まりです。

しかし、人が集まっているだけだと
効率が悪くなります。

50人いれば、50人全員に話をしないと
組織は動きません。

そこで、グループを作ります。

それが、部署です。

そして、その部署の中で、
リーダーを任命して、
そのグループを管理してもらいます。

それが部長です。

だから、部長というのは、
その部署のリーダーとして、
その部署をマネジメントするのが
部長の役割です。

極めて、当たり前の話です。

では、部署をマネジメントするというのは
どういうことでしょうか?

それは、今いるメンバーで、
部署が掲げた目標を達成する
ということです。

ただ、目標を達成しようとすると
いろいろな要望が出てきます。

まず、社長からは、
会社の方針として
こうして欲しいという要望があります。

次に、部下からは、
現場の状況からして、
こうして欲しいという要望があります。

そして、他の部署からは、
うちの部署の状況から、
こうして欲しいという要望があります。

会社全体のリソースが限られているので、
自分の部署のことだけではなく
他の部署のことも考慮に入れないと
結局、上手く行きません。

そして、最後に、
自分として、
こうしたいという要望があります。

このように、
部長には要望が集まってきます。

これをそのまま相手に伝えたら、
部長の役割を果たしていることになりません。

例えば、社長からの要望を
そのまま部下に伝えるとか、
他の部署の要望を
そのまま部下に伝えるとか、
部下からの要望を
社長にそのまま伝えるとか・・・

では、どうしたらよいのか?

というと・・・
その背景も含めて、
なぜ、そのような要望があるのか?
を伝えるということです。

というのも、
要望を言っている人が
全てが見えているわけではありません。

自分が見える範囲でしか
理解ができません。

その時に、
どちらも見えている部長が、
総合的にどうするのか?を決断する
必要があります。

なぜなら、どちらも見ているのが
部長だけだからです。

だから、部長が
何が最適なのか?判断する必要があります。

判断する時に、収益性や、実現可能性や、
リスクも判断する必要がありますが、
最終的な判断基準は、
会社のビジョン、ミッション、バリューです。

もちろん、難しい決断は
社長になりますが、
通常業務の中では、
部長が判断することになります。

そして、判断をしたのであれば、
それを自分の言葉として、
相手と対話をすることです。

それぞれの要望がある中で、
どうしてこのような判断になったの?
背景や、自分の想いも含めて、
伝えていくことで、
相手に分かりましたと言ってもらうことです。

それは、説得というよりは、
部長がそこまで考えているなら、
そうですね!
と言ってもらえるような
普段からの関係性の構築や、
信頼の貯金です。

それは、結局のところ、
決断力と対話する力です。

この2つを身に付けるには、
普段から、決断すること、対話することを
意識してやり続けるしかありません。

それは、
急にできるようになることではないので、
社長が、将来に向けて頑張って欲しい!
と言ったのだと思います。

だから、部長を目指すなら、
今日から、小さな決断と対話を
積み重ねていくことが大切です。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

効き脳コーチングしませんか!

効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)

効き脳コーチングの詳しいことはコチラ

https://robotjinji.co

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です