昨日(12月23日)は、
平成最後の天皇誕生日でした。
このブログでも何度か、
取り上げていますが、
これまでに4回、
皇居勤労奉仕団に参加して、
天皇陛下、皇后陛下に御会釈を
いただきました。
皇居勤労奉仕団というのは、
昭和20年5月に空襲で焼失した
宮殿の焼け跡を整理するため、
同年12月に宮城県内の有志が
勤労奉仕を申し出たことが始まりで
今日まで続いています。
皇居勤労奉仕団
http://www.kunaicho.go.jp/event/kinrohoshi.html
友人の金田さんにご縁をいただき
参加させていただいています。
私の祖父が生きている頃、
「私が戦争で命が助かったのは、
近衛兵に選ばれて、
皇居でお勤めしていたからだ」
と聞いたことがありました。
祖父が近衛兵に選ばれなかったら
私はこの世に生まれてこなかった
かもしれません。
皇居勤労奉仕団に参加する前までは
恥ずかしながら、
天皇陛下が何をする人か
知りませんでした。
国民の象徴と言われても
ピンときませんでした。
しかし、皇居勤労奉仕団に参加して、
天皇陛下の仕事は、
「祈る」ことだと知りました。
皇居内にある神殿(宮中三殿)で、
年間約20件の祭儀が行われています。
主要祭儀一覧
http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html
実は、この祭儀、
昔からあるものを続けているだけでなく
天皇陛下が見直しをされながら、
行われています。
何が言いたいのか?というと、
天皇陛下の在り方を決めるのは、
天皇陛下自身だということです。
このことを知った時に
天皇陛下が背負ってきた
役割の重さを感じ、
天皇陛下への尊敬の念が
一気に増しました。
12月22日の
天皇陛下として最後の記者会見
一人の人間として、
悩みながら、天皇陛下としての
役割を果たされてきたことが
感じられました。
特に、奥様である
皇后陛下への感謝の想いは、
私も祖父の会社を辞めて、
無職になっても付き添ってきてくれた
妻への感謝の想いと共感する
ところがあります。
平和な時代において、
どのような世の中を作るのか?
ということを
「祈り」という形で表現されて
きたのだと思います。
マネジメントをするにあたって
一番簡単な方法は、
共通の敵を作ることです。
共通の敵ができれば、
その敵を倒すために仲間同士が
一致団結します。
意識が外部に向くため、
内部への不満は感じなくなり
マネジメントはしやすくなります。
しかし、このマネジメントするためには
常に、外部に敵を作らないと
いけません。
その結果、
次から次へと争いごとを
生み出さなければならなくなります。
平和な時のマネジメントほど、
難しいことはありません。
会社も同じで、
赤字だったり、借金があるうちは、
目標が明確で、まとまりやすいです。
しかし、会社が儲かりだしたり、
借金がなくなった途端に
目標を見失うということがあります。
その時に必要なものが、
「ビジョン」です。
理想の状態をイメージできるように
伝えるということです。
象徴天皇として、
政治的な権限が制限されている中で
天皇陛下が考えぬいた答えが
「祈り」だったのだと思います。
国民に寄り添いながら、
国民の幸福というビジョンを
「祈り」として共有することで、
信頼関係を築きながら
マネジメントを行っていらっしゃいます。
なるほど!
今日のブログを書きながら、
チームビルディング的なところが、
私が天皇陛下に惹かれる理由だ
ということに
気が付くことができました。
惹かれるには理由があるんだな!
と改めて思いました。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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