いい話には気をつけて!

友人でもある社長さんから
相談を受けました。

 

 

 

 

 

 

 

あるセミナーで話を聞いて
その話に感動して
「従業員第一主義」
掲げようと思うんだけど、
どう思う?って

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は真面目な人だし、
勉強熱心で一生懸命です。

会社も順調で
これから人を増やしていこうといしています。

そんな彼に言うのは、
心が痛んだんですけど
こう言いました。

「やめた方がいいんじゃないかなぁ~」と…

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜか?

それは…

美しく聞こえる言葉って危険なんです。

 

 

 

 

 

 

 

どういうことか?というと…

会社を経営していると、
「従業員第一」と言っていられない
状況が必ず来るということです。

例えば、問題社員がいた場合に
「解雇したい」という話になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、解雇しなくなても、
話し合いで辞めてもらうこともあります。

たしかに、実際、辞めてもらったほうが
よいと思う場合もあります。

しかし、それを別の社員がみた時に
どう思うのか?

あ~やっぱり
口では従業員第一主義なんて
言っているのに解雇するのか・・・

みたいな話になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

私には分かります。

他の従業員を守るためには
解雇する必要があったということは・・・

もちろん、
分かってくれる社員さんもいますが、
分からない社員さんもいます。

「分かんないヤツはいい!」
と言った瞬間に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「一貫性」が失われます。

従業員第一ではなくなりますから・・・

 

リーダーに必要な資質とは何か?

「誠実さ」です。

「誠実さ」って何か?というと
私は「一貫性」だと思います。

言っていることと
やっていることに一貫性があるか?
ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

美しい言葉は
心地よく聞こえます。

しかし
それを実現するのは
並大抵なことではありません。

言えば言うほど、
ブーメランのように
自分に返ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃぁ〜
そういう経営を
目指さないほうがよいのか?
といえば、

そんなことはなくて、
むしろ、目指さなければなりません。

ただ、
それを目指す過程で
言行一致が難しく、
リーダーでいることが難しくなる

つまり、

美しい言葉を言えば言うほど
社員が離れてくリスクが高くなる

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、

「『従業員を大切にする!』と言うなら
ちゃんとそれができているかどうか?
確認しながら経営することが大事だね!」

みたいな話を彼としました。

私もお客様から

「ブログに書いてるけど
できてねぇーじゃないか!」

と言われることがあります。

 

 

 

 

 

 

 

自分が一番自分を知らない・・・

そういわれたときに、
その言葉を受け止めらるか?

そのときが、U理論の出番です。

U理論の入門の入り口 前半

不都合な事実から目を背けることは
「観ない」ことです。

そして、そのまま続くと・・・

 

 

 

 

 

 

 

「立てこもり」
「感知しない」
「しがみつく」
「傲慢」
「操る」
「自己欺瞞」
「力の濫用」
「破滅」

の道が待っています。

つまり、目指している方向と
真逆の方向へ向かってしまう・・・

 

 

 

 

 

 

それゆえ

いい話には気を付けましょう!

というお話でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です