お客様から相談を受けました。
職場でおしゃべりは多いのだけれど、
コミュニケーションが取れていない。
なんだか、
一見すると矛盾した相談に思えます。
職場で会話ができているのであれば、
コミュニケーションも取れている
のではないか?と・・・
しかし、
「おしゃべり」と「コミュニケーション」
は何となく違う気がします。
では、何が違うのでしょうか?
では、ここで質問です。
「おしゃべり」と「コミュニケーション」
の違いって何ですか?
シンキングターイム
正解不正解はないと思いますが・・・
私は
「おしゃべり」は
意図した目的のない情報のやり取り
これに対して
「コミュニケーション」は
送り手が受け手とが
「意味を共有する」ための情報のやり取り
と区別をしています。
「意味を共有する」とは
「相手の言いたいことを理解すること」
「相手の気持ちがわかること」です。
決して一方通行ではなく、双方向です。
つまり、「伝えました」は
コミュニケーションとは言いません。
共有するのが目的ですから、
必ず、確認が必要です。
コミュニケーションの結果、
お互いが同じ情報を共有する
ということです。
そういう意味で、
コミュニケーションの意義は
コミュニケーションをして
始めてわかるんです!
だって、コミュニケーションをして
はじめて認識が違っていることに
気付くのですから・・・
例えば、今、
「コミュニケーション」と「おしゃべり」
の違いって何ですか?
と質問しました。
私がそれに対して、私の答えを伝えました。
最初から、私の答えと一緒だった人は
ほとんどいないと思います。
しかし、私が答えを伝えることによって、
あ~なるほど、そういう答えもあるのか!
と思ったのではないでしょうか?
これが「共有」です。
私とは違うけどそれもありですね!
と思うことです。
ある意味、
お互いの違いを確認することが
「コミュニケーション」だと
言っても良いかもしれません。
では、なぜ
この「コミュニケーション」が
成果につながるのでしょうか?
組織において、
組織でやるべきことと
個人がやりたいことは一致しません。
この2つが一致しているのは、
唯一社長だけです。
いくら共感できるビジョンを作っても、
いざ仕事になると、
「やるべきこと」と「やりたいこと」
がズレます。
このズレを修正するのが、
コミュニケーションです。
お互いの違いを認識した上で
やるべきこととやりたいことを
いかにすり合わせするのか?
ここで大切なことは、
「自分で決める」ということです。
お互いが考えや気持ちを共有し、
「そこまで言うのであればやりましょう!」
というまで、話し合う必要があります。
これをしない限り、
会社の仕事が私事(自分事)になりません。
この
「そこまで言うのであればやりましょう!」
というのは、
自分のことを分かってくれていると感じられて
初めていえる言葉なのです。
そういう意味では、
コミュニケーションは理屈よりも感情です。
必要なことは
相手から信頼されることです。
「そこまで言うのであればやりましょう!」
このようなコミュニケーションができると
チームの成果は上がっていきますね!
今日は、こんな感じで!
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