そもそものところを考えるのが管理職の役目

ある社長さんから

『私がビジョンを示さないと
いけないのは分かるけど、
そんな時間はない!』

と言われました。

 

 

 

 

 

 

 

確かに、
この社長さんは猛烈に忙しい方です。

そのこと自体を何とかしないと
いけませんが、時間がありません。

社員さんに分かるまでビジョンを
伝えることは難しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

今日は、そこを考えてみたいと思います。

そもそも、ビジョンを共有するといのは、
どういうことでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ビジョンとは目に見えるもの

イメージや動画です。

さらにいうと、

そのイメージや動画の中で
社員さんが動いている様子が
見えるぐらいに明確になっていれば、
よりよいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

このビジョンを共有するためには、
社長が想い描いているビジョンと
社員の皆さんが想い描いているビジョン
を近づけていく必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、
これがコミュニケーションです。

コミュニケーションの定義を覚えていますか?

「送り手が受け手とが
『意味を共有する』ための情報のやり取り」
です。

つまり、社長と社員さんの間で
ビジョンについてのコミュニケーションを
することが、
ビジョンの共有の一番の近道です。

しかし、一人一人とビジョンを
共有できる時間がありません。

では、どうしたらよいのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

そこは管理職の役割です。

社長と管理職の間でビジョンを共有して
管理職が伝えていく・・・

しかし、ほとんどの会社さんで、
社長と管理職の間でビジョンの共有が
出来ていないことが多いように思います。

 

 

 

 

 

 

 

時間がないのは、この会社の社長さん
だけではありません。

社長はビジョンの共有以外にも
たくさんの業務があります。

管理職一人一人とも
十分なコミュニケーションを
取ることができません。

でも、できている会社もあります。

 

 

 

 

 

 

 

どうしているのでしょうか?

それは

管理職同士で、よく話をしているのです。

管理職が集まって、それぞれの管理職が
イメージしている社長のビジョンについて
コミュニケーションしているのです。

 

 

 

 

 

 

それぞれが持っているイメージを
つなぎ合わせることで、
社長のビジョンがみえてくる・・・

 

 

 

 

 

となると、私がやることは1つ

管理職同士が
ビジョンについて語り合う「場」
をつくることです。

この「場」で
ビジョンそのものについて話すことも
大事なのですが、
そもそも、なぜ、そのビジョンなのか?
を考えることも大事だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

この「そもそも」を考えるチカラ
管理職に求められていると思います。

なぜか?

なんでもそうなんですが、
社員さんに伝えるときに
「そもそも」が分かっていないと
伝えられないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

社員は口にしないと思いますが、
「なんで、そんなことしなきゃいけないんだよ!」
と思っています。

そこを説得するのが、管理職の役目です。

その時に、
「そもそも」が分かっていないと
社員さんに流されてします。

 

 

 

 

 

 

 

社員さんの言っていることは正論ですから・・・

でも、社員さんの正論は、
その場、その時限りのものです。

会社全体、そして時間の流れを考えると
正論ではないことが分かります。

この「そもそも」を考えるチカラというのは
会社全体、時間の流れを考慮に入れることです。

 

 

 

 

 

 

 

だから、私は管理職の方には、
「そもそも」を考えるチカラを身につけて
欲しいと思います。

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