以前、ブログで、
娘にフィードバックをしました
と書きました。
そうしたら、
「フィードバックってどうやってするのですか?」
という質問をいただいたので、
フィードバックについて書こうと思います。
フィードバックは、いろいろな意味が
あると思いますが、
もっとも分かりやすいのは、
大砲でマトに当てる技術のことです。
大砲はライフルのように狙って
打つことができません。
打ってみて、「的」とどれだけ
離れているか?を観測し、
狙いを修正して打ちます。
「『的』とどれだけ離れているか?」が
フィードバックです。
だから、「的」が何か?によって
フィードバックの内容が変わります。
一般的に評価のフィードバックという場合に、
アドバイスになっている場合があります。
う〜ん?
それの何が問題なんでしょうか?
「アドバイス」と「フィードバック」って
どう違うのでしょうか?
シンキングターイム!
アドバイスは、
「こうしたほうがいいよ!」
という提案です。
それは、私が「こうしたほうがいい!」
と思っているだけです。
そのアドバイスが的を得てれば
よいのですが、
全く的はずれの場合もあります。
場合によっては、
そもそも、アドバイスを求めて
いない場合もあります。
そういう場合は、
たいがい、煙たがられます。
娘が
「うるさいな〜!」
「マジ、ムカつくんですけど〜」
と言う場合は、
私が求められていません。
これに対して、
フィードバックは
「『的』からどれだけ離れているか?」
を伝えます。
つまり、
本人が何を「的」にしているのか?
を知っておく必要があります。
例えば、
本人との話し合いの中で、
「テストで平均点をとります!」
「1日4時間勉強します!」
と本人が言ったとしたら、
それが「的」です。
この場合のフィードバックは、
「平均点は何点で、あなたは何点だったの?」
「勉強は何時間したの?」
です。
つまりは、事実の確認です。
事実の確認なので立場に関係ありません。
これゆえに、
フィードバックは、
歳上の部下に対する指導に有効だと
されています。
ようは、自分の言っていることと
やっていることのギャップに
気付いてもらうということです。
事実を突きつけられるので、
「うっ!」となります。
もっとも、これも娘にすると、
「うるさいな〜!」
「マジ、ムカつくんですけど〜」
となりますが・・・
でも、確実に刺さっています。
ここでアドバイスをしてしまうと
だいたいケンカになります。
だから、フィードバックでとどめます。
もっとも、人間は感情の動物なので、
何を言うかではなくて、
誰が言うかなんです。
ハマればアドバイスだっていいんです。
つまり、アドバイスがダメで、
フィードバックならよいということでは
ありません。
先日も、ブログで
「AKB48」「モーニング娘。」の育ての親
夏まゆみさんのことを書きました。
人と人は違うから、
人を育ている画一的な方法はない!
つまり、相手を観て
やり方を変えていく必要がある
ということです。
フィードバックは、
相手によくなってもらうための
一つの手段に過ぎないという話です。
ただ、フィードバックをするには
本人が目指しているものを知っているので、
より本人に近い存在であることは確かです。
あとは、フィードバックする側が
本人が目指しているものを実現して欲しいと
「本気」で思っているか?
だと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
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