昨日、内田元監督と井上コーチ
が記者会見を行いました。
裁判を意識した発言だと思うので、
文字通り受け取るのもどうか
と思いますが、
このことだけは考えてみたい
と思います。
コミュニケーション不足は誰の責任か?
二人の主張は、
「選手が自分達が意図していない
ことをした」
ということのようです。
さすがに、
「ゲガをさせてこい!」とは
言っていないと思います。
しかし、
「潰してこい」と言ったことは
認めています。
問題は、
「潰してこい」が
「ゲガをさせてこい!」という意味なのか?
ということです。
言葉って曖昧です。
同じ言葉でも違った意味で
伝わることがあります。
例えば・・・・
「本気になってもいいですか?」
これを、石原さとみさんに
言われたとしたら、どうでしょうか?
ちょっと、ニヤッとしますね!
では、次に・・・
「本気になってもいいですか?」
これを、吉田沙保里さんに
言われたとしたら、どうでしょうか?
ちょっと違う意味に感じてしまいますよね!
吉田さん、すません!
これは、何を意味しているのでしょうか?
言葉は言葉だけが伝わるわけではない
ということです。
言葉以外の「何か」が一緒に伝わります。
言葉以外の「何か」って、何でしょうか?
それは「イメージ」です。
だから、芸能人は歯が命なんです。
不倫騒動を起こしたベッキーさんは
以前、出演していたTV番組に出られません。
TOKIOも5人そろって
TVには出られることはないでしょう。
言葉とイメージが一緒に伝わるので、
不誠実なイメージがついてしまった人の言葉は
不誠実に感じられるのです。
今回、「潰してこい」が
選手には「ゲガをさせてこい!」という
意味で伝わりました。
選手が会見でそう言っています。
なぜでしょうか?
それは、普段から、
そういう話をしているからです。
普段から、
「ルールは絶対だ!正々堂々と戦おう!」
と言っていれば、
「潰してこい」は「ゲガをさせてこい!」
には、聞こえないのです。
これは「一貫性」の話です。
普段の言動が、言葉と一緒に相手に
伝わるのです。
だとするなら、「潰してこい」が
「ゲガをさせてこい!」に聞こえたのは
誰の責任なんでしょうか?
もちろん、選手本人が認めたように
そう思い込んだほうにも責任はあります。
では、そう思わせたほうには、
責任はないのでしょうか?
実は、記者会見の記事を読んでいると
誤解をさせたことは、
監督、コーチとも、
責任は認めているようです。
しかし、指示したことは認めていません。
そして、最終的には、
選手が勘違いをしたという結論に
なっています。
どうも、ここのところが
つながりません。
裁判のことを考えると、
指示したことを認めることだけは
できないのでしょうね!
その意味で、この会見は、裁判対応以外、
あまり意味がありません。
ただ、はっきりさせておきたいのは、
コミュニケーション不足とは双方に責任が
あるということです。
「選手の勘違いでした」という結論には
ならないのです。
ただ、裁判では負けないでしょうね!
しかし、
人としての信頼が得られるかどうか?
そして、
組織としての信頼を得られるかどうか?
それは、その人、その組織の選択です。
その選択の責任をとればよいだけ
の話だと思います。
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