一旦、チームワークを捨てる

識学を書いていたので、
甲子園のことが書けなかったのですが、
数日前に出ていた大阪桐蔭の記事が
気になりました。

 

まずは、個を育てて、
チームワークは一旦忘れる

 

大阪桐蔭の西谷監督は
個を高めようという時期には
「チームワークは必要ない」
と選手たちに伝えているそうです。

 

もし練習をさぼっている選手がいても、
他人は注意しなくていい。

 

他のやつが何をやっていても
放っておけばいい、
個を高めている時期は
チームワークが悪くなっていい
と・・・

 

 

そして、ある時期が来ると、
西谷監督は選手たちに
こう宣言するそうです。

 

これまでは個人練習を
メインにやって来たけど、
きょうからはチームとしてやる。

 

皆の目標が日本一という中、
どうチームとして絡みあっていくかが
大事になる。

 

だから、先発したいと思っても
自分がそうなるとは限らない。

 

今の時点で控えになるのが嫌なら、
グラウンドに来るな!
と・・・

 

とことん個を高めて、
ある時期が来たら組織として
融合させるというやり方を
していたそうです。

 

 

そもそも、
人は二つのことを
同時にやることはできません。

 

個を高めながら、
同時にチームワークも育てる

 

確かに
難しいのかもしれません。

 

同時にやるためには、
どちらかを無意識でできる
レベルにするしかありません。

 

両方やろうとすると
時間かかる上に
どちらも身につかない可能性
があります。

 

だから、ある意味で、
大阪桐蔭高校のやり方は
合理的で理にかなっています。

 

では、このやり方を会社で
やればいいのか?というと
それは違うと思います。

 

 

大阪桐蔭のこのやり方が
上手くいのは3つの要因があります。

 

①目的が明確

甲子園で優勝するという疑いもなく
明確な目的があります。

この目的を掲げられると、
誰も何も言えなくなります。

だから、どんなに仲が悪くても
すぐにまとまることができます。

 

②個々のレベルが高い

個のレベルが高いということは、
他人のレベルの高さを感じることが
できます。

相手のレベルの高さが分かるには、
自分もそれなりのレベルにないと
分かりません。

そういう意味では、
お互いの優劣が分かりやすいので、
チームとしてまとまりやすくなります。

 

③人が入れ替わる

高校生ですから、
3年で人が入れ替わります。

人が強制的に入れ替わるので
メンバーの関係性は
常にリセットされます。

 

これに対して、会社はそうはいきません。

 

目的は共有すべきですが、
高校球児ほど明確ではありません。

 

お互いの優劣は分かりづらいです。

 

そして、人の入れ替わりが
ほとんどありません。

 

特に中小企業の場合は
ほとんど同じ職場ですから、
関係性が複雑です。

 

このように上手く行く「やり方」は
いろいろあるわけですが、
何が有効なのかは、
その組織の置かれている
状況によって異なります。

 

 

そういう意味で、
「やり方」に振り回されないことが
大事だと思います。

 

絶対にダメという「やり方」もないし
絶対に上手く行く「やり方」も
ありません。

 

コンサルタントしては、
お客様の目指している方向に
一番近づく「やり方」を提案することが
大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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