3連休中に読んだ本を
2回に分けて紹介したいと思います。
「お金2.0」
実は、私はお金に詳しくありません。
最近、特に
ビットコインやトークンなど
新しい言葉が出てきて、ついていけなく
なっているのを感じていました。
そこで、
ちょっと勉強してみようと
思って読んでみました。
すると、私の中で
バラバラだったものが
1つにまとまり出しました。
そもそも「お金」とは何か?
「お金」には、
価値の保存・尺度・交換の役割
があると言われています。
もともとは、
物々交換の不便さを補うものです。
だから、
当初の「お金」の目的は、
価値を交換する手段でした。
それが、金融などが発達し、
「お金」で「お金」を生み出す
頭のよい人たちが現われました。
価値を交換する手段だった
「お金」は、
「お金」自体を増やすことが
目的に変わってしました。
そのため、
「お金」のある人がますます富み、
「お金」のない人がますます貧する
ようになりました。
世の中では、
貧困で命を落とす人がいる一方で
「金あまり」というおかしな現象が
起こるようになってきました。
上位1%の富裕層が
世界の富の48%を所有しており、
「上位80人」と「下位35億人」の所得が
ほぼ同じだと言われています。
このような富の偏りが、
「資本主義」の行き詰まりを
あらわしています。
そうなってくると、
現状を壊して、
新たな秩序を作ろうとする
頭のよい人たちが出てきます。
歴史は繰り返されるのです。
その新しい仕組みが
「ビットコイン」です。
詳しくは、この本を
読んでいただきたいのですが、
国家と離れたところで、
あらたな「経済システム」が
出来上がりつつあります。
現在の「お金」は、国家によって
コントロールされています。
つまり、国家が
「経済システム」を握っています。
それは、いわゆる
「 中央集権化 」です。
組織には、必ず、管理者がいて、
そこに情報と権力を集中させることで
秩序を保ってきました。
しかし、
この「 中央集権化 」が、
今、行き詰まりを迎えているのです。
そして、その解決策が
「 中央集権化 」の真逆の
「分散化」です。
普通に考えれば、
「分散化」していることは、
非効率で、数によるメリットを
活かせません。
しかし、
現在の情報技術が、
バラバラであっても、
つなげることを可能にします。
そうすると、数をまとめて
保有して管理しているほうが、
コストがかかります。
結果、
バラバラでも
つながっているほうが、
効率的であり、
柔軟性がある強い「システム」になります。
その分かりやすい例が、
UBERやairbnbに代表される
「シェアリングエコノミー」です。
UBERは、タクシー会社が
自社が雇用するドライバーが
運転する車を配車するサービスを、
個人のドライバーをネットワークで
つないで配車をするサービスです。
airbnbは、空き部屋や空き室を
提供したい個人とそこに泊まりたい人を
マッチングするサービスです。
どちらも車も部屋などの資産を
持っていません。
必要としている人に
必要な情報をつなげている
だけです。
UBERの企業価値は7兆円以上と
言われ、フォードやGMといった
大手自動車メーカーの時価総額を
上回ります。
ものが豊かになり、
だれでもものを所有している時代
においては、
ものを作り出すよりも、
必要なものを必要としている人に
つなげる方が価値があるという
時代になってきたようです。
つまり、
ものを所有して管理して
利益を生み出す「システム」が
過去のものになりつつあるのです。
それよりも、
自律分散したものを
つなげる方が価値を生み出し
やすくなっているのです。
やはり、「 中央集権化 」から
「分散化」の流れです。
これは、何も、
お金だけではありません。
人も同じなのではないか?
と思います。
従来のガチガチの雇用管理から
ゆるい繋がりの中で組織を
作り上げていくということです。
それは・・・
「ティール組織」と言われるものです。
「ティール組織」については、
否定的に見ていたいのですが、
お金の流れで見ていくと
理解できるような気になってきました。
ちょっと長くなったので、
この続きは明日にしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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