お金の未来と組織の未来②

昨日は、お金の将来に
ついて書きました。

 

「お金の未来と組織の未来①」

お金の未来と組織の未来①

 

富の偏りが経済システムの
行き詰まりを生み、
新たな経済システムが
生まれつつあるという話でした。

 

そのキーワードは、
「自律分散」

 

代表的なものは、
UBERやairbnbなどの
「シェアリングエコノミー」です。

 

情報技術の発達によって
バラバラであっても
つなげることで、
より効率的に柔軟に
価値を生み出せるように
なりました。

 

その流れが、
経済システムだけでなく
組織についても同じようになってくる
という話までしました。

 

それは「ティール組織」です。

 

「ティール組織」とは、
次世代型組織モデルで、
上下関係も、売上目標も、予算もなくても、
組織としてしっかりと利益を上げ、
そこで働く社員も心から楽しく働ける組織
だと言われています。

 

この「ティール組織」について書かれた本が
今年の1月ぐらいから話題になり、
枕のように分厚い本が
飛ぶように売れているようです。
(私の買った本もしばらく枕でした・・・)

 

「ティール」とは、色を示す言葉です。

 

「ティール組織」の著者
フレデリック・ラルー氏は、
人類の歴史における組織の進化を
5つの色で表現しました。

 

5つの色とは・・・

(1) 衝動型(レッド)
力、恐怖による支配の時代
例)教会、軍隊、官僚組織など

(2) 順応型(アンバー)
部族社会から農業、国家、文明、官僚制の時代
例)教会、軍隊、官僚組織など

(3) 達成型(オレンジ)
科学技術の発展と、イノベーション、起業家精神の時代
例)多国籍企業など

(4) 多元型(グリーン)
多様性と平等と文化を重視するコミュニティ型組織の時代
例)コミューン、非営利組織、サウスウエスト航空など

(5)進化型(ティール)
変化の激しい時代における生命体型組織の時代

 

フレデリック・ラルー氏は、
このように、時代によって、
組織のカタチが変わってきている
と指摘をしています。

 

この進化型(ティール)組織に
なるためには、
3つのことが必要だと言われています。

 

①自主経営(セルフマネジメント)
自分事として組織を動かす。

②存在目的に耳を傾ける
組織の目的と個人の目的の重なりを最大化する。

③全体性(ホールネス)
ありのままの自分で取り組む。

 

正直、これだけでは、
よく分かりません。

 

しかし、
昨日の「お金2.0」の文脈で
考えると見えてくるものがあります。

 

新しい経済システムは
「自律分散」です。

 

「自律分散」が
効果的に機能するためには、
自律した個であることが必要です。

 

UBERなら、
最低限、車は整備して、
安全運転でなければなりません。

 

airbnbなら、
部屋は綺麗にしていなければ
なりません。

 

その意味では、
ティール組織では、
自らが自分のスキルや状態を
上げなくてはなりません。

 

つまり、そこには、
「自律」が求められます。

 

また、「分散」しても
機能するということは、
「つながり」が必要です。

 

UBERやairbnbも
インターネットでつながっています。

 

ティール組織の場合は、
目的を共有するということ
だと思います。

 

組織の目的と個人の目的が
重なっていれば、
同じ方向を向いているので、
理屈上は管理がいらなくなります。

 

「お金2.0」の著書は、
今、起こっている現象は
お金の民主化と言っていますが、
「ティール組織」は、
仕事の民主化なのかな?と・・・

 

私自身の
「ティール組織」の理解が不十分なので、
間違っているかもしれませんが、
「中央集権化」から「分散」という
時代の流れの中で、
「組織」の在り方を考えると、
「ティール組織」のようなものに
なるのだと思います。

 

ただ、
全ての「お金」が「ビットコイン」に
なるわけでもないように、
全ての「組織」が「ティール組織」に
なるわけでもないと思います。

 

「お金」も「組織」も
手段でしかありません。

 

そもそも、どうなりたいのか?
(どのように生きたいのか?)
という「目的」が大事だと思います。

 

そういう意味では、
こうありたいと思っていたら、
「ティール組織」になったというのが、
本来の話であって、
「ティール組織」を目指しましょう!
というのは、そもそも違うのではないか?
と思っています。

 

組織論というよりは、
「想い」のような気がします。

 

つまり、そういう組織にしたい人、
そういう組織にいたい人が集まって
はじめてできる組織だということです。

 

それだけに、
外からその組織を語るのは
難しい気がします。

 

今回、お金の話から、
ピンときて「ティール組織」について
書いてみましたが、
まだ、理解が追い付いていないようです。

 

もう少し、学んで、
言語化できるようになったら
また書きたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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